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浦和、神戸撃破でベスト4進出!! 高木が2戦連発&2ゴールと躍動

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[9.4 ルヴァン杯準々決勝第2戦 浦和 4-0 神戸 埼スタ]

 ルヴァン杯は4日、準々決勝第2戦を開催し、埼玉スタジアムでは浦和レッズヴィッセル神戸が対戦。第1戦で2-1の勝利を収めていた浦和が前半に2点のリードを奪うと、後半も2点を加点して4-0の完封勝利。2試合合計6-1として、決勝に進出した13年以来、3年ぶりのベスト4進出を決めた。なお準決勝では、30分遅くキックオフしている福岡対FC東京の勝者と対戦する。

 8月31日に行われた第1戦で2-1の勝利を収めてアドバンテージを得ている浦和は、第1戦で負傷したMF梅崎司に代わってMF駒井善成を先発起用。一方、逆転での準決勝進出を狙う神戸は第1戦から先発3人を入れ替え、MF藤田直之、MF小川慶治朗、MF中坂勇哉がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 いきなりゴールを脅かしたのは神戸だった。前半6分、右サイドからのパスをゴール前で受けた中坂が、浮き球のパスを最終ラインの裏に落とす。このボールに反応してPA内に進入したDF高橋峻希が強烈なシュートを放つも、クロスバーを叩いてしまった。さらに同18分にはMFニウトン、同21分には藤田がミドルシュートを枠内に飛ばしたものの、ともにGK大谷幸輝に処理されてネットを揺らすには至らない。

 なかなか好機を創出できない浦和は、前半30分にペトロヴィッチ監督が退席処分。同36分には右サイドから切れ込んだMF高木俊幸のパスを受けたMF武藤雄樹がシュートに持ち込んだが、DF高橋祥平にブロックされてしまった。

 しかし同39分、浦和がカウンターから先制点を奪取する。後方から送られたボールをセンターサークル付近でMF関根貴大が体を投げ出してヘッドで落とすと、このパスで完全に抜け出した高木がGK徳重健太との1対1を制して2試合連続となるゴールを流し込み、スコアを1-0とした。さらに同42分にはPA内で高木が高橋峻に倒されてPKを獲得すると、キッカーを務めたMF阿部勇樹がきっちりと沈めてリードを2点差に広げた。

 準決勝進出のためには最低でも3点が必要となった神戸は、後半からDF伊野波雅彦に代えてDF東隼也、さらに後半11分には中坂に代えてMF松村亮を投入して試合の流れを変えようと試みる。しかし、再びスコアを動かしたのは浦和だった。同15分、右サイドでボールを受けた高木が中央に切れ込んでシュートコースを生み出すと、右足で鮮やかに蹴り込んでスコアは3-0になった。

 攻撃の手を緩めない浦和は後半39分、左サイドを突破した関根の丁寧なラストパスを途中出場のFW李忠成が流し込んで4点目を記録。守備陣も神戸に反撃を許さずに4-0の完封勝利を収め、2試合合計6-1として準決勝へと駒を進めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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