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19年前、日本相手に2ゴールのタイ監督「日本のほうがプレッシャーを感じている」

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 6日のW杯アジア最終予選第2戦で日本代表と対戦するタイ代表のキャティサック・セーナームアン監督が5日、タイ・バンコク市内のホテルで公式会見を行い、「ほぼ100%に近いコンディションにある。日本はアジアでベストチームの一つだが、良い試合をして、ファンを喜ばせたい」と、最終予選初のホームゲームに向けて意気込みを語った。

 1日に行われた最終予選第1戦はアウェーでサウジアラビアと対戦し、PKによる1失点で0-1の惜敗。試合後、中国人主審に抗議したMFサラク・ユーユェンが2枚目の警告で退場処分を受けるなど、後味の悪い初戦となった。

 サラクは出場停止となるが、「彼は重要な選手だが、他にも良いMFがいる。十分に穴は埋められる」と語ったセーナームアン監督。現役時代、97年3月にバンコクで行われた日本との国際親善試合では2ゴールを記録し、3-1で日本を破る金星を挙げた経験もある。今度は監督として日本と対戦するが、会見で当時のことを聞かれると、「もう20年も前のこと。日本はさらに強いチームになっている」と笑顔ではぐらかした。

「日本は強いチームで、弱点などない」。そう語る一方、「初戦を落とした日本のほうがプレッシャーを感じているはず。彼らはこの試合に勝たないといけない」と不敵に笑った。

「我々も初戦を落としたが、我々にはプレッシャーはない。サウジや日本のように、常に勝利を求められているチームではない。我々は久々に最終予選の舞台に出てきたんだ」。あくまで挑戦者の立場を強調するセーナームアン監督は「我々のホームなので、良い雰囲気をつくってもらって、100%の力を出し切って戦いたい」と、ホームの後押しにも期待した。

(取材・文 西山紘平)

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