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宮市亮、完全復活はまだ先? ザンクト・パウリ監督「自信や執念、質を取り戻すまであと半年必要」

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 ブンデスリーガ2部のザンクト・パウリに所属するFW宮市亮は、まだコンディションが万全ではないようだ。エーワルド・リーネン監督はドイツ誌『ビルト』で明かしている。

 昨夏にザンクト・パウリに加入した宮市は、ドイツでの初めてのシーズンを左ひざの十字じん帯の断裂によってほとんど棒に振ってしまった。それでもシーズン終盤に復帰を果たすと、最終節のカイザースラウテルン戦では2ゴール1アシストを記録。今シーズンに向けて弾みをつけた。

 だが新シーズンは公式戦4試合を終えて3試合の途中出場のみにとどまっている。プレシーズンに筋肉系のトラブルに見舞われたことも影響しているようだ。リーネン監督は以下のように宮市の“現在地”について説明した。

「リョウは(昨シーズン終盤)かなり良いレベルに達していたが、すぐにオフになってしまったからね。自信や執念、クオリティーのすべてを取り戻すまで、おそらくあと半年間は必要だろう」

「もちろん、もっと早く本来の姿を取り戻してくれると願っているよ。彼のスピードが我々にとって助けになることは、普段のトレーニングを見ていれば明らかだからね」

 続けて指揮官は日本人アタッカーに対する期待を口にした。

「彼がまず成し遂げなければいけないのは、1シーズンを渡ってプレーすること。我々は彼の状態を安定させることを目指している。そうできれば、最高な補強になり得るからね」

 昨シーズンを2部で4位となったザンクト・パウリだが、新シーズンではリーグ戦3試合をすべて落として最下位に沈んでいる。クラブは起爆剤となり得るスピードスターの“加入”を待ち望んでいるようだ。


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