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先発抜擢の原口&浅野弾で初白星…安堵のハリル「チームを褒めてほしい」

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[9.6 W杯アジア最終予選 日本2-0タイ バンコク]

 1日に行われたロシアW杯アジア最終予選初戦のホームUAE戦で1-2の敗戦を喫し、スタートダッシュに失敗した日本代表。しかし第2戦、アウェー・タイ戦では前半18分、先発に抜擢されたMF原口元気の得点で先制すると、後半30分にはこちらも先発起用されたFW浅野拓磨が追加点を奪い2-0の完封勝利を収め、今予選初白星を獲得した。

 ホームでの初戦を落としてタイに向かったこともあり、「一試合目の後、ものすごいプレッシャーが掛かり、何とかそこから脱しないといけない状況だった」(バヒド。ハリルホジッチ監督)。

 タイ戦では序盤から主導権を握ると、前半18分に右サイドからDF酒井宏樹が送ったクロスを原口が体を投げ出してヘッドで合わせてネットを揺らし、先制に成功。そして、後半30分にはMF長谷部誠のパスから抜け出した浅野がダメ押しゴールを奪って勝利を収めた。「この試合は心理的にコントロールするのは難しかった。そういう試合だった」と指揮官は振り返った。

 しかし、先制後も主導権を握って試合を進め、多くの決定機を創出しながらも、FW本田圭佑やMF香川真司、浅野らが決め切れなかったことで、「勝利は良かったが、こんなに決定機を作ったので、もっと取れたんじゃないかなと思う」と決定力不足を課題として挙げている。

 だが、原口に浅野と先発に抜擢した選手が結果を残し、勝ち点3を持ち帰ることに成功。「若さとフレッシュさをこのチームにもたらし、競争させようと思った。彼らもゴールを決めたが、チームを褒めてほしい」と語ると、「これからドンドンいい状況にしたい」と10月6日にホームで行われる第3戦イラク戦に向けて、チームをさらに成長させようとしている。


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