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決勝ゴールの原口、左サイドの定位置確保へ「欲は常にある」

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[9.6 W杯アジア最終予選 日本2-0タイ バンコク]

 立ち上がりから気持ちの入ったプレーで敵陣をかき回していた日本代表FW原口元気)(ヘルタ・ベルリン)が貴重な先制点をたたき出した。

 前半18分、DF酒井宏樹の右クロスに対し、中央で待ち構えるFW本田圭佑の後ろに位置を取り、フリーになったところで強烈なヘディング。「逆サイドからクロスが上がるときは、FWの後ろに入るよう心がけていた。いいボールが来て良かった」と、W杯アジア最終予選初先発初ゴールを喜んだ。

 左サイドで躍動した。とりわけDF酒井高徳とのコンビネーションでピッチの幅と奥行きを十分に使った攻撃を展開。タイの守備陣は付いてくることができなかった。

 日本代表の左サイドはMF清武弘嗣やFW宇佐美貴史、FW武藤嘉紀もいて争いは熾烈だが、「欲は常にある。ただ、今回はポジションをつかみたいと思う気持ちが一層強くなった。チャレンジしていきたい」と舌も滑らか。荒削りの魅力を残しつつ、組織的プレーにも磨きがかかってきた原口が存在感をアピールした。

(取材・文 矢内由美子)

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