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日本vsタイ 試合後のハリルホジッチ監督会見要旨

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[9.6 W杯アジア最終予選 日本2-0タイ バンコク]

 ロシアW杯アジア最終予選の第2節が6日、行われ、日本代表はタイ・バンコクのラジャマンガラスタジアムでタイ代表と対戦し、2-0で勝利した。

以下、試合後のハリルホジッチ監督会見要旨

バヒド・ハリルホジッチ監督
「非常に重要な勝利だった。簡単ではなかった。このチームがどういう心理状態で試合に向かうか、少し不安があったが、本当にこの試合に勝ちたいという気持ちで臨んでくれた。たくさんの決定機をつくったが、集中力を欠いたのか、またしても決めることができなかった。グラウンドはプレーするのに難しい状況だった。最後に1つ2つ相手にプレゼントを与えてしまっていたが、そういう状況に陥るのは、我々の心理面にまだ少し問題があるからかなと思う。ただ、選手を祝福したい。ここから日本はより強くなってくれると思う。合宿中はさまざまな問題があった。ケガ人も多かったし、疲労もあった。しかし、メディカル含め全スタッフが良い準備をして試合に臨んだ。そしてタイも素晴らしい試合をしたので祝福したいと思う。タイと対戦する多くの国が困難な状況に陥るだろうとあらためて思った」

―UAE戦から先発を3人変更した意図と評価は?
「少し競争を見たかった。同時に何人かの選手は疲労を抱えていた。ケガもあった。なので新しい選手を試した。例えば浅野という選手は若いが、トライした。経験のある選手と若い選手を少し競争させたい気持ちがある。選手は良いプレーをしてくれた。偶然かもしれないが、得点も取ってくれた。それによってチームに良い雰囲気をもたらしてくれたと思う。選手を替えたのは彼らが悪いからではない。UAE戦も悪い試合をしたわけではない。このチームにフレッシュさをもたらす意図もあった。高い位置からプレッシャーをかけたので、相手は攻撃の組み立てで何もできなかった。この2試合で変化を加えることができるというのを見せられたと思う。国内でパフォーマンスの良い選手、アウェーでパフォーマンスの良い選手がいるのを見ることができた。プレーしなかった選手が悪かったというわけではない」

―10月も同じような日程で2試合あるが、どう改善するか?
「1試合目は本当に難しかった。フィジカル的にトップではなかったし、ケガもあった。クラブで90分試合に出ていない選手もいた。かなり遅く日本に到着した選手もいた。4人、ケガ人が出た。シーズンの半ばというのもある。理想とするフィジカルコンディションではなかった。そうはいってもUAE戦はオフェンス面で良い組み立て、良い攻撃をしたと思う。主審の話はもう繰り返す必要はないと思うが、我々は(浅野の幻のゴールを含めて)2点取った。これはハッキリ言える。2失点は相手へのプレゼントだったかなと思う。若い選手を使ったが、彼を批判することはできるだろうか。それはノーだ。全員に経験を積ませたい。1試合目は本当に期待をしていたので、フラストレーションはたまった。埼玉は素晴らしい雰囲気だった。我々と同じようにサポーターは期待していたと思うので、私は本当にガッカリしている」

(取材・文 西山紘平)

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