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横浜FC、MF佐藤のミドルが決勝点に DF市村はJ2通算300試合出場

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[9.7 J2第9節延期分 熊本0-1横浜FC うまスタ]

 J2リーグは7日、熊本地震の影響で延期になっていた第9節の1試合を行い、ロアッソ熊本がホームで横浜FCに0-1で敗れた。熊本はリーグ戦4連敗。横浜FCは2試合ぶりの勝利で勝ち点を「43」に伸ばし、8位に浮上した。

 両チームともに3日に行われた天皇杯2回戦から中3日という厳しい日程で迎えた一戦。最初に決定機を迎えたのは熊本だった。前半24分、3試合ぶりに先発したFW清武功暉が横浜FCのDF大崎玲央のバックパスを奪い、そのまま中央に持ち込んでシュートを放ったが、ボールはポストに弾かれた。

 対する横浜FCは前半35分、MF野村直輝からのスルーパスを受けたFWイバが左足でシュート。相手DFに当たり、こぼれ球から再びシュートを狙うが、これもDFにブロックされる。続けてFW津田知宏、MF野崎陽介もシュートを放ち、波状攻撃でゴールを脅かしたが、得点を奪えなかった。

 スコアレスで折り返した後半、横浜FCが少ないチャンスを生かす。後半40分、MF佐藤謙介がFW大久保哲哉とのワンツーからPA手前までドリブルで運び、右足で強烈ミドル。「セカンドボールを拾えて、前にスペースが見えた。GKもコースも全部が見えたので、そこに蹴るだけだった」という一撃がゴールネットに突き刺さった。

「序盤から何もできていなかったので結果を出してやろうと振り抜いた。チームを勝利に導けて良かった」と喜んだ今季3得点目が貴重な決勝点。横浜FCが1-0で競り勝った。

 また、この試合でDF市村篤司がJ2通算300試合出場を達成。2005年から2012年まで熊本に所属していたこともあり、試合後のインタビューでは「ここ熊本で(300試合を)迎えられたのは特別なこと。まだまだ自分自身、熊本のためにも頑張っていきたい」と話していた。

●[J2]第9節延期分 スコア速報

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