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矢島が劇的勝利を演出…岡山が伊藤大介の決勝点で山口に競り勝つ

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[9.11 J2第31節 岡山1-0山口 Cスタ]

 ファジアーノ岡山が土壇場で決勝点を挙げ、レノファ山口FCに1-0で勝利した。

 試合は山口が開始早々にチャンスを作る。前半2分、MF福満隆貴が蹴った右CKから中央のDFユン・シンヨンが右足ボレー。枠を捉えていたが、GK中林洋次のファインセーブに阻まれる。同15分には、敵陣中央でパスカットし、MF島屋八徳が左足で強烈なミドルシュートを放つもわずかにゴール右に外れ、いい時間帯で先制点を奪うことはできなかった。

 前半は押し込まれる時間帯が続いた岡山。後半は積極的な入りをみせると、同4分にFW赤嶺真吾のフィードからFW押谷祐樹がPA手前で胸トラップし、プレッシャーに戻った相手DFよりも一瞬早く右足を振り抜いたが、ゴール上に外れてしまう。同7分には、MF渡邊一仁が裏に抜け出すもタイミングよく飛び出したGK村上昌謙に処理され、フィニッシュに持ち込めない。

 山口は後半11分、右クロスからゴール前で混戦になるもFW中山仁斗のシュートはミートせず、こぼれ球にMF星雄次がつめたが、岡山の懸命な守備にブロックされた。同20分には、右サイドを抜け出したMF矢島慎也のマイナスのパスを、PA手前からFW伊藤大介が地を這う左足シュートも横っ飛びしたGK村上に弾かれ、1点が遠い。

 後半26分には岡山がFW豊川雄太を、山口がMFルシアーノを入れ、攻撃の活性化を狙った。このまま得点は生まれないかと思われたが、終了間際にスコアが動く。同44分、岡山は矢島のフィードからMF片山瑛一が胸でおとし、伊藤が左足シュート。こぼれ球に伊藤が再び左足を振り抜き、相手に当たってゴールに吸い込まれた。

 決勝点を挙げた伊藤は、試合後のヒーローインタビューで「嬉しいです」と笑顔をみせ、「みんな、最後まで走り切っていたので、スタジアムの後押しと共に最後決まって良かったです。また、勝ってホームに戻ってきたいです」と次節へ意気込んだ。


●[J2]第31節 スコア速報

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