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長友、20代ラストデーは出番なし…インテルは昇格組に苦戦も3枚替えから逆転、今季初勝利掴む

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[9.11 セリエA第3節 ペスカーラ1-2インテル]

 セリエAは11日、第3節を行った。DF長友佑都の所属するインテルは敵地で昇格組のペスカーラと対戦し、2-1で勝利した。インテルは今季初勝利。ベンチスタート長友に最後まで出番は回ってこなかった。9月12日に30歳の誕生日を迎える長友だが、20代ラストデーの出場は叶わなかった。

 W杯最終予選を戦う日本代表に選出されていた長友だが、右ふくらはぎに違和感を訴えて戦線を離脱。第2節のパレルモ戦を欠場すると、代表遠征も辞退した。しかし順調な回復を見せると、ペスカーラ戦では遠征メンバー入り。ただ、直前の伊紙では先発予想されていたが、フランク・デ・ブール監督はベンチからのスタートを決断した。長友に代わって左SBではDFサントンが起用された。

 開幕直前に監督交代を行ったインテルは、開幕戦でキエーボ戦を0-2で落とすと、第2節のパレルモ戦も1-1で引き分け。なかなかリズムが掴めないでいる。そして今節の相手、プレーオフを制して4季ぶりのセリエA復帰を果たしたペスカーラ相手でもその流れは変わらず、苦しいゲームを強いられた。

 前半はスコアレスで折り返したインテルだが、後半18分、DFフランチェスコ・ザンパーノのクロスからFWジャン・クリストフ・バエベックに決められ、先制を許してしまう。さらにその後もペスカーラの猛攻に遭うが、GKサミール・ハンダノビッチが好セーブを見せて追加点だけは何とか避けた。

 そこでインテルは後半30分に大きな動きを見せる。フランク・デ・ブール監督は一気の3枚替えを決断。FWロドリゴ・パラシオ、FWステファン・ヨベティッチ、FWエデルの前線3枚を同時に交代し、流れの変化を求める。すると後半32分、インテルはMFエベル・バネガのクロスからFWマウロ・イカルディが決める同点弾が生まれる。

 交代策で流れを変えたインテルは、その後もペスカーラに決定機を許すも、ゴールだけは与えない。そして後半アディショナルタイム1分、イカルディがこの日2点目を決めて逆転。試合をひっくり返したインテルが、今季初勝利を挙げた。 


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