beacon

[CL]さすがサンチェス! 敵地アーセナルが終盤に追いつきドロー発進…パリSGは開始42秒弾も実らず

このエントリーをはてなブックマークに追加

アーセナルがFWアレクシス・サンチェスの一撃で同点に追いつく

[9.13 欧州CLグループリーグ第1節 パリSG 1-1 アーセナル]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は13日、グループリーグが開幕した。パルク・デ・プランスではA組のパリSG(フランス)はアーセナル(イングランド)と対戦。パリSGが開始早々に先制するも、劣勢のアーセナルが後半33分に追いつき、1-1で引き分けた。なお、第2節は28日に行われる。

 直近のリーグ戦2試合で白星なしのパリSGは、主力を温存した10日のサンテティエンヌ戦から8人を変更。状態が心配されたDFチアゴ・シウバやMFアンヘル・ディ・マリアらが先発に名を連ねた。一方のアーセナルは、10日のサウサンプトン戦で勝利し、2連勝で敵地に乗り込んだ。その試合から先発を2人代え、GKダビド・オスピナとFWアレクシス・サンチェスがスターティンイレブンに入った。

 対照的なクラブ状況だが、開始早々に試合は動いた。ダイレクトパスから右サイドを抜け出したDFセルジュ・オーリエがクロスを供給すると、ニアにフリーで飛び込んだFWエディンソン・カバーニがヘディングで合わせ、先制。パリSGが開始42秒でゴールネットを揺らした。これで勢いづくパリSGは、3トップの一角に入ったMFブレズ・マトゥイディを中心に前線からの守備が機能し、積極的な入りをみせた。

 さらに攻め込むパリSGはカバーニに立て続けに決定機が訪れる。まずは前半34分、MFマルコ・ベッラッティのスルーパスはDFナチョ・モンレアルにカットされたが、こぼれ球に反応したカバーニがGKオスピナをかわして左足を振り抜くも枠を外してしまう。同42分には、ディ・マリアの浮き球パスからカバーニが絶妙なタイミングで抜け出すも、胸トラップからのシュートはミートしなかった。それでもパリSGはアーセナルに決定的な場面を作らせず、前半を1点リードで折り返した。

 後半もパリSGが押し込む時間帯が続く中、追いつきたいアーセナルのアーセン・ベンゲル監督は後半18分にFWオリビエ・ジルを投入。徐々にサンチェスがボールを持つ時間が増え、攻撃のリズムを作ったが、流れはそう簡単には変わらない。

 後半25分にパリSGに決定機。21歳のMFアドリアン・ラビオが強引な中央突破から相手DFに当たってこぼれたボールにカバーニがいち早く反応。GKオスピナと1対1の場面を作ったが、左足シュートはブロックされ、カバーニはまたも決めきれない。同26分には、GKオスピナのパスミスからボールを奪うと、最後はディ・マリアが左足シュートもGKオスピナがセーブ。パリSGは、圧倒的に攻め込みながらも追加点が遠い。

 すると、アーセナルに待望のゴールが生まれる。後半33分、左サイドからMFメスト・エジルがグラウンダーのクロスを送ると、FWアレックス・イウォビがトラップから素早く右足を振り抜く。これはGKアルフォンス・アレオラが弾かれたが、こぼれ球をサンチェスが右足でゴール左に流し込み、1-1。終盤にアーセナルが同点に追いついた。

 一瞬の隙を突かれたパリSGは、直後にMFハビエル・パストーレを投入する。後半35分、DFローラン・コシールニーのマークを振り切ったカバーニが、飛び出したGKオスピナに倒されるも笛は鳴らず。その後もパリSGが猛攻を仕掛けるが、勝ち越しゴールを挙げることができず、後半アディショナルタイムにはジルとベッラッティにこの日2枚目のイエローカードが出て、共に退場。そのまま試合は1-1で終了し、後味の悪い幕切れとなった。

●欧州CL16-17特集
●プレミアリーグ2016-17特集

TOP