beacon

「祝うことはできなかった」…古巣戦で直接FK突き刺したC・ロナウドの胸中

このエントリーをはてなブックマークに追加

古巣戦で同点弾となる直接FKを決めたレアルFWクリスティアーノ・ロナウド

[9.14 欧州CLグループリーグ第1節 R・マドリー2-1S・リスボン]

  UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は14日、グループリーグ第1節2日目を行い、連覇を目指す王者レアル・マドリー(スペイン)は、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでS・リスボン(ポルトガル)に2-1で勝利した。

 後半3分にMFブルーノ・セーザルに先制点を奪われたが、終了間際の同44分のFWクリスティアーノ・ロナウドの直接FKで振り出しに戻すと、後半アディショナルタイムにFWアルバロ・モラタが逆転弾。土壇場での逆転勝利を飾った。

 試合を終えたC・ロナウドは逆転勝利に胸を張りつつも、古巣への想いも口にした。スペイン『アス』がポルトガル代表FWのコメントを伝えている。

 C・ロナウドは「スポルティングはすごく良いプレーをしていた。僕らにとっては辛い相手だったよ。だけど、僕らにはこの伝説的なスタジアムで、いくつもの逆転勝利をおさめてきた歴史がある。これは僕らが簡単にやられるやつらじゃないという警告だよ。グループステージは一番に通過したい」と話す。

 この日の試合では後半44分に同点弾となる直接FKを突き刺したが、いつものような派手なパフォーマンスはせず。両手を挙げて、静かに喜ぶのみだった。「最初は喜ぼうかと思ったんだけど、スポルティングは僕を育ててくれたチームだ。だから祝うことはできなかった」と胸中を明かした。

 なお、今試合前にはスポルティングのブルーノ・デ・カルバーニョ会長が『ESPN』で「ロナウドには故郷であるこの場所でキャリアを終えて欲しいと思っているよ」と話していた。
 
 それについて問われたFWは「ありがたいことだ。スポルティングの人たちは今も僕のなかで重要な存在だよ。ただ、今R・マドリーでうまくやっているし、できればここで引退したいと思っている。今、僕の心の中心にあるのはこのクラブだからさ」と素直な思いを口にしている。


●欧州CL16-17特集
●リーガ・エスパニョーラ2016-17特集

TOP