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2大会ぶりU-17W杯出場へ7発発進も…2G1Aの久保が担架で退場するアクシデント

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前半16分、FW久保建英が左足で直接FKを決める

[9.16 AFC U-16選手権グループリーグ第1節 日本7-0ベトナム]

 AFC U-16選手権インド2016は16日、グループリーグ第1節を行い、U-16日本代表はU-16ベトナム代表と対戦し、7-0で快勝した。前半16分、FW久保建英(FC東京U-18)の直接FKで先制すと、同24分にMF福岡慎平主将(京都U-18)、同40分にFW宮代大聖(川崎F U-18)が追加点。後半にも福岡、久保、DF監物拓歩(清水ユース)、FW山田寛人(C大阪U-18)が加点した。まずは初戦を白星で飾った“00ジャパン”。19日の第2戦ではキルギスと対戦する。

 来年のU-17W杯開催国でもあるインドを除く上位4か国にW杯出場権が与えられるアジア最終予選。日本はGK谷晃生(G大阪ユース)、4バックが右からDF菅原由勢(名古屋U18)、DF瀬古歩夢(C大阪U-18)、DF小林友希(神戸U-18)、DF喜田陽(C大阪U-18)と並んだ。中盤は福岡とMF平川怜(FC東京U-18)のダブルボランチで、右に久保、左にFW中村敬斗(三菱養和SCユース)。2トップは山田と宮代が組んだ。

 序盤は膠着状態が続いたが、15歳のひと振りが均衡を破った。前半16分、瀬古から縦パスを受けた宮代がPAすぐ外で倒され、FKを獲得。ポイントには右利きの中村、左利きの久保が立った。ゴールほぼ正面の位置から迷わず久保が左足を振り抜くと、ボールはゴール右隅へ。鮮やかな直接FK弾で日本が先制した。

 ジャンプしながら左拳でガッツポーズを見せた久保。ベンチへ駆け寄り、控え選手たちと抱き合って喜んだ。前半24分には中村のワンタッチパスから福岡がゴール前に抜け出し、GKとの1対1から冷静に左足でゴール右隅に流し込む追加点。さらに同40分、右サイドで菅原のスローインを受けた宮代が振り向きざまに豪快な左足ミドルをゴール右上隅に叩き込み、前半を3-0で折り返した。

 後半開始から負傷明けの小林に代えて監物を投入した日本。後半6分、久保の右CKからGKがパンチングしたセカンドボールを福岡がヘディングで押し込み、4-0と突き放した。同8分には福岡に代わってMF瀬畠義成(JFAアカデミー福島U18)がピッチへ。キャプテンマークは瀬古の腕に巻かれた。

 後半19分には久保が技ありのテクニックで追加点を奪った。左サイドの中村からPA内でパスを受けると、ドリブルでDFをかわし、ゴールライン際までえぐって角度のない位置からそのまま左足でシュート。クロスを予測して前に出ていたGKの動きをあざ笑うようにボールはその逆を突き、転々とゴールネットに吸い込まれた。

 久保の2得点目で5-0とリードを広げた日本は後半21分、喜田に代えてDF菊地健太(JFAアカデミー福島U18)を投入し、3枚目のカードを切った。同34分には久保の右FKに186cmの監物が頭で合わせ、6-0。さらに同40分、平川のスルーパスに反応した山田が左足で蹴り込み、ダメを押した。

 そのまま7-0の完封勝利を飾ったが、後半42分、久保が負傷したか、ピッチに座り込むアクシデント。自力で立ち上がれず、そのまま担架で運び出された。すでに交代枠を使い切っていたため、10人で残り時間を戦った日本。圧勝で白星スタートを切ったが、次戦以降に不安も残す形となった。

●AFC U-16選手権インド2016特集ページ
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