beacon

出番なしの岡崎に試練…新加入スリマニの2発でレスターが快勝、前線の先発争い激化

このエントリーをはてなブックマークに追加

新加入FWイスラム・スリマニの活躍でレスターが勝利。FWの先発争い激化

[9.17 プレミアリーグ第5節 レスター・シティ3-0バーンリー]

 プレミアリーグは17日、第5節を行った。キングパワー・スタジアムではFW岡崎慎司が所属するレスター・シティと昇格組のバーンリーと対戦。プレミアデビューを果たしたFWイスラム・スリマニの2ゴールなどで、レスターが3-0で今季初の完封勝利をおさめた。ベンチスタートの岡崎は最後まで出番はなかった。

 14日に行われたチャンピオンズリーグ(欧州CL)グループリーグ第1節でクラブ・ブルージュ(ベルギー)と対戦し、3-0で勝利したレスター。その歴史的白星のメンバーから2人を代え、GKロン・ロバート・ツィーラーとDFダニー・シンプソンが先発出場した。前半27分、右サイドのハーフェーライン付近でボールを拾ったMFリヤド・マフレズがドリブルで駆け上がり、PA右から右足シュートもGKトム・ヒートンに止められた。

 前半37分にはバーンリーに決定機。左サイドからのクロスをPA右のMFスコット・アーフィールドがヘッドで落とし、フリーのMFスティーブン・デフールが頭で押し込もうとする。だが、これはGKツィーラーの正面に飛び、レスターは冷や汗をかいた。直後にレスターも同じような形からチャンスを作る。左サイドでMFマーク・オルブライトンが後方に落としたボールをDFクリスティアン・フクスが絶妙なクロスを供給。ゴール前に走り込んでいたマフレズがヘッドで合わせるも左ポストの外側をかすめていった。

 レスターは前半42分に一撃必殺のカウンターが発動。これに反応したFWジェイミー・バーディが抜け出し、空いた後方のスペースにヒールで落とす。これをFWイスラム・スリマニが迷うことなく右足で狙うもGKヒートンの守備範囲内に飛んでしまう。それでも均衡を破ったのはプレミア王者だった。前半アディショナルタイム1分、左サイドの深い位置でFKを獲得すると、フクスが精度の高いボールをゴール前に送る。これをスリマニがヘッドで合わせ、先制に成功した。

 スリマニの移籍後初ゴールでスコアを動かしたレスターが、後半の立ち上がりにも追加点を奪う。同3分、マフレズがPA右から中央に折り返すと、相手DFに当たったボールをバーディが咄嗟にヒールでそらし、これをスリマニがヘッドで押し込み、2-0。さらにレスターが厚みのある攻撃をみせると、同33分には縦に突破したマフレズがシュート性のクロスを送り、DFベン・ミーのオウンゴールを誘発。3-0と試合を決定づけた。

 レスターは、後半34分にMFアンディ・キング、同40分にMFデマライ・グレイを入れるもクラウディオ・ラニエリ監督は3枚目の交代カードを使うことなく、3-0で試合を終えた。一方、岡崎は公式戦2試合連続で出場なしに終わった。新戦力の活躍はチームにとっては良いニュースだが、スリマニの他にFWアーメド・ムサも加入した前線の先発争いはさらに激化が予想され、岡崎にとっては厳しい状況が続く。

●欧州組完全ガイド
●プレミアリーグ2016-17特集

TOP