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3戦連発ならず…FC東京MF中島「2点、3点決められる選手に」

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キレのある動きを披露したFC東京MF中島だったが3試合連続ゴールとはならなかった

[9.17 J1第2ステージ第12節 FC東京 1-3 浦和 味スタ]

 リーグ戦2試合連続ゴール中。好調を維持して浦和戦を迎えた。しかし、FC東京MF中島翔哉に好機は訪れたものの得点に結び付けることができず、チームは1-3の逆転負けを喫した。

 前節の湘南戦に続いて先発出場を果たした中島は左サイドハーフの位置に入り、攻撃にアクセントを加える。巧みなボールタッチでボールを前線へと運び、周囲との連係でゴールに迫った。そして前半36分にはGK西川周作のゴールキックを奪うと、MF梶山陽平とのワンツーでPA内に進入。好機を迎えたものの、左足から放たれたシュートは西川に弾き出されてしまった。

「前を向いたらカジくん(梶山)が良いボールを出してくれる。ただ、シュートはシュートスピードが足りなかった。触れられても入るようなシュートを打てるようにしたい」

 しかし、後半開始直後には信頼を寄せる梶山のスルーパスからPA内に走り込むと、DF那須大亮のファウルを誘ってPKを獲得。3試合連続ゴールの期待も懸かったが、「モリゲくん(DF森重真人)が蹴ると決まっている」とキッカーを主将に託すと、森重がきっちりとネットを揺らして先制ゴールが生まれた。

 1点を先行したチームは後半13分にシステム変更して守備に重心を置き、中島は同22分にピッチを後にした。すると、チームは残り15分から3失点を喫して1-3で敗れ、「最後にやられたので、すごく悔しい」と唇を噛んだ。

 今夏行われたリオデジャネイロ五輪では背番号10を背負い、グループリーグ第2節コロンビア戦で強烈なミドルシュートを突き刺した。しかし、チームは1勝1分1敗に終わり、決勝トーナメント進出を逃した。帰国後はJリーグで出場機会を増やし、ゴールという結果を残しているが満足などない。「(1試合に)1点ずつでは足りない。もっともっと成長して、2点、3点決められるような選手になりたい」とさらなる高みを目指して成長を続ける。

(取材・文 折戸岳彦)

●[J1]第2ステージ第12節 スコア速報

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