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[MOM1878]東福岡MF井本寛次(1年)_憧れの鹿島内定SBを追うアタッカー、交代出場で勝ち越し弾

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.17 NB CHAMPIONSHIP U-16予選リーグ第2節 桐光学園 2-2 東福岡高 時之栖裾野G]

 東福岡高は日が落ちて厳しい試合環境での戦いとなった終盤に追いつかれたが、リードしながら試合を進めた。渡辺剛コーチは交代出場でゴールを決めたMF井本寛次のプレーを評価。投入直後にカウンターからMF福田翔生のラストパスを受けて得意の左足で決めた井本は「絶対に決めてやろうという感じで何も考えずに振りぬきました。ファーストタッチでシュートを打ちやすいところに置けたので良かったです」とゴールシーンを振り返った。

 先発したこの日の第1試合ではクロスを上げる回数が少なく、その点をコーチから指摘されていた。積極的なプレーを心がけた第2試合では得点後もチャンスに絡む動き。自身も得点機で決められずに白星を逃したが、「ドリブルとスピードが特長」というアタッカーは存在感を示した。

 井本にとって憧れの存在はサガン鳥栖U-15唐津、そして東福岡でも先輩であるSB小田逸稀だ。15日に鹿島アントラーズ内定が発表された小田は進学時に「東福岡は強くなるし、厳しい環境の中でやれるからいい」とアドバイスをしてくれていた先輩。「小田逸稀クンに憧れて来たので、自分も逸稀クンを越えられるように練習からコツコツやって、プロになって逸稀クンと同じ舞台でプレーしたいです。ドリブルとスピードで勝負していきたいです」と力を込めた。

 今回、国体選抜組7名を欠いて戦う「NB CHAMPIONSHIP U-16」はアピールを目指す大会だ。「国体組にも負けれないので、国体組に追いつけるように、自分の特長アピールして自分も上に上がろうと思って来ました」。残り2日間、憧れの先輩越えを目指すMFは持ち味を出してコーチ陣にアピールする。
 
(取材・文 吉田太郎)
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【特設ページ】newbalance CHAMPIONSHIP U-16/2016

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