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“適当に下がって”スーパークリアも…千葉DF比嘉、後半AT被弾に悔しさ

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[9.18 J2第32節 千葉 1-1 山口 フクアリ]

 絶体絶命の危機を救った。3試合連続で先発出場を果たしたジェフユナイテッド千葉DF比嘉祐介は、左SBの位置に入るとライン際で上下動を続けて攻守に働く。そして、前半29分にはビックプレーを披露してチームに勢いをもたらした。

 山口に細かいパスをつながれると、MF望月嶺臣の浮き球のパスからMF福満隆貴に右サイドを突破されてPA内への進入を許してしまう。福満のシュートは距離を詰めたGK佐藤優也が弾いたものの、こぼれ球にはMF鳥養祐矢が反応しようとしていた。しかし、比嘉が後方に倒れ込みながらも左足を伸ばし、見事にクリアして難を逃れた。

「優也くんが出て、来るかなと思って適当に下がった」とおどけつつも、「相手も来ていたので運良くクリアできて良かった。いいクリアだったと思う」と胸を張った。

 しかし、チームは後半20分にFWエウトンの3試合連続ゴールで先制しながらも、後半アディショナルタイムに同点ゴールを献上してしまう。左サイドでボールを受けたFW岡本英也に対応した比嘉は一度はクロスを「低いボールは切っていたので体に当てられた」とブロックしながらも、こぼれ球を拾った岡本のクロスからFW中山仁斗にヘディングゴールを決められてしまった。

 3試合ぶりの失点。そして白星を逃したことに「すごく悔しい。久し振りに失点したし、負けたくらい疲れがきた」と声を落とした。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J2]第32節 スコア速報

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