[9.19 NB CHAMPIONSHIP U-16決勝 青森山田高 1-0 尚志高 時之栖裾野G]

　優勝した青森山田高のFW檀崎竜孔が「newbalance CHAMPIONSHIP U-16」の大会MVPに選出された。大会開幕当初から優勝とMVPの“2冠”を目標に掲げていたFWが宣言通りのダブルタイトル獲得。それも3試合連続となる決勝点と見事に結果を残しての受賞となった。
　
　シャドーの位置で先発したこの日はボールを受けてから間髪入れずに仕掛ける突破で相手の守りを切り裂き、2人のマークを振り切ってサイドへ展開するようなシーンがあった。そして前半32分、右サイドを抜け出したSB片山京誠のクロスを頭でゴールへ沈めて決勝点。守備面でも終盤まで運動量を発揮してボールを奪い取るなど奮闘が光った。チームメートのMFバスケス・バイロンが「(MVPが)檀崎で嬉しいです、今回、決めて来いと言っていた」と話すなどチームメートも納得のMVP選出。タイトルに相応しい活躍だった。

　檀崎は「嬉しいですね。でも反省点も多いので。MVPもらって嬉しいですけれども、満足しないで、Aチームにどんどん食い込んでしっかりメンバーに入れるようにしたい」と控えめに喜び、今後の目標を掲げた。

　10月2日からは隣県・岩手県で国体が開催される。次の目標はそこで優勝することだ。「国民体育大会がある。青森県代表として最初愛媛なので、まずはしっかり結果を出していきたい」。「newbalance CHAMPIONSHIP U-16」のMVPアタッカーが次のステージでも、その活躍によってチームに勝利をもたらす。
　
(取材・文　吉田太郎)

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