beacon

お金が入ったから1ステージ制復活ではない…チェアマン「単純なものではない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

3年ぶりの1シーズン制復活はあるか

 Jリーグの村井満チェアマンは20日、JFAハウスで会見を行い、1ステージ制復活が検討されている来季のJ1リーグ戦の大会方式についての説明を行った。

 Jリーグは15年シーズンより、収入増などを目的に11年ぶりに2ステージ制を復活させた。一定の効果はあったが、日程面などの不満から当初より1ステージ制の復活を望む声が挙がっていた。そして今年7月に英動画配信大手のパフォーム・グループが提供するスポーツのライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」と2017年より10年間、約2100億円の放映権契約を締結したことが議論を加速させている。

 しかしチェアマンは、「(1ステージ制への移行が)決まったように報じられていますが、まだ決まっていません」と釘を刺す。そして、「2ステージ制にしたのもお金がないからといった理由だけではない。だからパフォーム社との契約が成立したからといって、すぐに元に戻せるといった単純なものではない」と続ける。

 ただ「議論はしています」とも認める。さらに来季からの1ステージ制復活の可能性についても、「逆算すると次の10月(の理事会)を目途に関係者との協議を詰めていくことになる」と排除しなかった。

(取材・文 児玉幸洋)

TOP