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「私を超えないでくれ」マケレレ氏が同胞カンテに唯一の注文?

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クロード・マケレレ氏(左)がMFエンゴロ・カンテについて語った

 元フランス代表のクロード・マケレレ氏が自身の“2世”とも言われるチェルシーMFエンゴロ・カンテについて語った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトが伝えている。

 マケレレ氏は現役時代、常人離れしたスタミナと驚異的なボール奪取力を生かし、中盤の守備職人として活躍。2000年から2003年まで在籍したレアル・マドリーでは、銀河系軍団と呼ばれる豪華なアタッカー陣を陰で支えた。

 一方のカンテも運動量や守備力に優れ、ほぼ無名だったレスター・シティ1年目の2015-16シーズンに、チームの奇跡的な優勝に大きく貢献。影のMVPと賞賛され、シーズン終了後にチェルシーへ移籍した。また、今夏に行われた母国開催のEURO2016でもフランス代表として準優勝の立役者の1人となっている。

 UEFAのインタビューで「現代で最も“マケレレ役”にふさわしい選手は?」と問われたマケレレ氏は「このポジションはとても難しい。リーダーシップが必要だし、(中盤の)パートナーと息を合わせ、理解し合うことが大切だからね」と前置きした上で、カンテの名前を挙げた。

 ただし、マケレレ氏は「カンテのプレーは気に入っているけど、自分より優れているかどうかは分からないな。彼はあのポジションとサッカーをもっと理解する必要がある」と戦術面の課題を指摘。そして「若手で気に入っているのは彼だけど、私よりすごい選手になってほしくはないね」と期待を込めつつ冗談交じりに語った。

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