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[MOM1888]仙台ユースMF熊谷奎哉(3年)_中学時代の左SB経験生かし2ゴールに絡む

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ベガルタ仙台ユースのMF熊谷奎哉はボランチから前半途中に移った左SHで逆転勝利の立て役者に

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.24 高円宮杯プリンスリーグ東北第18節 尚志高 2-3 仙台ユース 尚志高G]

 一度は0-2と窮地に立たされたベガルタ仙台ユースだったが、同点ゴールの起点となり、逆転ゴールを挙げたMF熊谷奎哉の活躍により逆転勝利。2ゴールに絡んだ熊谷が文句なしのMOMだ。

 熊谷は仙台ジュニアユース時代、左SBでプレーすることが多かったが、卓越したテクニックでゲームをつくることのできるため、ユース昇格後にボランチに転向した。今シーズンはボランチでレギュラーとして活躍してきたが、守備に課題があり、この日も序盤は守備を安定させることができなかった。

「ひょっとしたらボランチじゃない方が良いのかもしれない」と考えた越後和男監督はこの日のために左サイドでのプレーも練習させていたという。そしてレポート通り、前半の途中から左SHとしてプレーすると、ゴールに絡む大活躍を見せた。

「中学時代に左サイドでやっていたので、慣れている部分もありました。左サイドに出ることでボールをおさめたり、ゲームをつくったりすることができるので、監督の戦術に応えられて良かったです」。ジュニアユース時代左SBとして良いクロスを何度も上げていた経験がこの大舞台で生きた。

 それでも「自分たちはまだ力が足りません」と謙虚に語る熊谷は「もっと高め合って、上を目指して、参入戦で2勝してプレミアに上がりたいと思います」と、プレミアリーグ参入への強い意欲を語った。今後どのポジションで活躍するかも大いに楽しみだ。
 
(取材・文 小林健志)
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