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痛恨のPK失敗…広島FWウタカ「何が起こったのか分からない」

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前半にPKを失敗したサンフレッチェ広島FWピーター・ウタカはその後の好機も生かせなかった

[9.25 J1第2ステージ第13節 浦和3-0広島 埼スタ]

 先制の絶好機だった。スコアレスのまま迎えた前半31分、サンフレッチェ広島は右サイドからPA内に切れ込んだMFミキッチが浦和MF関根貴大のファウルを誘い、PKを獲得。キッカーを任されたのはJ1得点ランクトップに立つFWピーター・ウタカだった。

 しかし、ペナルティースポットに向かったウタカには、MF宇賀神友弥が「ゴール裏の雰囲気がすごかった」と振り返ったほどの大きなプレッシャーがゴール裏の浦和サポーターから掛けられる。ゆっくりと助走に入ったウタカは右足で蹴り出したが、ボールは大きく枠を外れて先制のチャンスを逸してしまった。「何が起こったのか分からない。あの場面は非常に重要な局面だったけど、自分がミスをしてしまった」とミスを悔いた。

「浦和がどう来るかは分かっていたので、それに対応してチャンスは作れていた」。確かにチャンスは作れていた。しかし、PK失敗後の前半34分にオウンゴールで先制点を献上。さらに後半4分にはMF茶島雄介の決定機をDF那須大亮にクリアされると、直後の同5分に追加点を奪われ、同14分のMF柏好文のシュートがポストを叩くと、直後の同15分にダメ押しゴールを奪われた。チャンスの後のピンチを乗り切れずに0-3で敗れてしまった。

「いい試合をしたという感覚はある」とストライカーは振り返ったが、「臨んでいた結果ではないので非常に残念に思います。得点を決められなかったのがすべて。結果がすべてです」と悔しさ滲ませた。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J1]第2ステージ第13節 スコア速報

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