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「ここから始めていかないと」決勝点のU-19代表CB大南、AFC U-19選手権メンバー入りへ意欲

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[9.26 練習試合 U-19日本代表候補 3-2 日本体育大 味フィ西]

 U-19日本代表候補は後半40分に右CKのこぼれ球から決勝点。後半から出場したCB大南拓磨(磐田)が「狙っていた」というこぼれ球を右足でねじ込んでゴールを破った。

 大南は鹿児島実高に在籍していた昨年12月の候補合宿で年代別日本代表初選出。今年は継続的に海外遠征メンバーなどに名を連ね、8月末からのフランス・UAE遠征ではU-19フランス代表との第1戦、U-19UAE代表戦で先発するなど先発争いに食い込んできている印象だ。「フランス遠征の時は自分の中でそんなに良くなかった」という中で迎えた今回のショートキャンプ。AFC U-19選手権メンバー入りへのアピールを狙っていた大南は値千金のゴールで勝利に貢献したものの、45分間の出場で1失点したことを反省していた。

「今回、もう一回チャンスもらって点を決めることはできたんですけど、失点をしてしまったので守備としては良くなかったかなと思います」。184cmの長身で俊足と抜群の跳躍力の持ち主。アジアのアタッカーたちを封じ込むだけのポテンシャルはあるだけに、「もっともっと声出していかないといけない」という点と、ミスもあった点を改善してアジア決戦を迎える。

「今回のアジア予選に絡んでいくことで(U-20)ワールドカップ出場を決めたりして、世界での経験も積めるし、この年代は東京オリンピック世代なので、ここから始めていかないといけないという気持ちです」。これから先、代表チームでの階段を登っていくためにもAFC U-19選手権出場へ意欲を示した大南。メンバー入りを果たし、チームの勝利のために、ゴールを守り抜く。

(取材・文 吉田太郎)
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