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浦和、“天敵”G大阪を圧倒!! 4発快勝でMF阿部のJ1・500試合出場に華添える

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ガンバ大阪に快勝した浦和レッズは4連勝で第2ステージ首位をキープ

[10.1 J1第2ステージ第14節 浦和4-0G大阪 埼スタ]

 J1は25日、第2ステージ第14節を開催し、埼玉スタジアムでは第2S首位の浦和レッズと勝ち点4差で追う同3位のガンバ大阪が対戦。前半6分にMF高木俊幸のゴールで先制した浦和は、後半5分にMF武藤雄樹が加点。同14分に数的優位に立つと、その後2点を加点して4-0の完封勝利で4連勝を飾った。

 3連勝中の浦和は前節広島戦(○3-0)から先発2人を入れ替えてDF槙野智章とDF遠藤航を先発起用。キャプテンマークを巻くMF阿部勇樹は、この試合でJ1通算500試合出場を達成した。一方、ここ4戦無敗(3勝1分)のG大阪は前節F東京戦(△3-3)から先発3人を入れ替え、MF遠藤保仁、DF西野貴治、DFオ・ジェソクがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 両チームの対戦は昨季のJ1第2S第14節、チャンピオンシップ準決勝、天皇杯決勝、そして今季のJ1第1S第10節とG大阪が公式戦4連勝中だが、いきなり試合を動かしたのは苦杯を舐めさせられてきた浦和だった。前半5分、MF柏木陽介のスルーパスからPA内に進入したMF武藤雄樹のグラウンダーのクロスをゴール前で待ち構える高木が右足でネットを揺らし、スコアを1-0とした。

 その後もボールを保持する浦和が素早いパス交換から敵陣深くまでボールを運び、押し込む時間帯が続く。だが同13分には右サイドから切れ込んだMF駒井善成が狙うもGK東口順昭の守備範囲に飛び、さらに同33分には中盤でボールを受けた駒井が一気に加速してシュートまで持ち込んだが、これも東口にセーブされてしまう。一方のG大阪はなかなか好機を生み出せず、同22分にMF倉田秋がミドルレンジから右足シュートを放ったがGK西川周作の正面を突いてしまった。

 1-0と浦和がリードしたまま後半を迎えると、G大阪はMF大森晃太郎に代えてMF藤本淳吾を投入。しかし、再びスコアを動かしたのは浦和だった。後半5分、PA外でパスを受けた武藤が左足を振り抜くと、勢い良く飛び出したボールは西野に当たってコースが変わってゴールネットを揺らし、リードを2点差に広げた。

 2点のリードを奪われて反撃に出たいG大阪だったが、同14分にMFアデミウソンが槙野への報復行為で一発退場となり、数的不利に陥ってしまう。すると同17分、遠藤に代えてFW呉屋大翔が投入された。浦和ベンチも動き、同21分に興梠に代えてFWズラタン、同24分に高木に代えてMF青木拓矢がピッチに送り込まれる。

 その後、数的優位に立つ浦和は後半38分、DF森脇良太が送ったクロスからファーサイドでフリーになった宇賀神が確実にネットを揺らし3点目。さらに同42分にはゴール前のこぼれ球をズラタンが蹴り込み、4-0の大勝で4連勝を収めた。5試合ぶりの黒星を喫したG大阪は浦和との勝ち点差が「7」に開き、残り3試合での逆転が厳しい状況に追い込まれた。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J1]第2ステージ第14節 スコア速報

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