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ヘーレンフェーンはPSVに追いつかれドロー…小林が先制弾の起点に

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先制ゴールの起点となったMF小林祐希

[10.1 エールディビジ第8節 ヘーレンフェーン 1-1 PSV]

 エールディビジは1日、第8節2日目を行い、MF小林祐希が所属する4位ヘーレンフェーンはホームで3位PSVと対戦し、1-1で引き分けた。リーグ戦4試合連続スタメンの小林は先制ゴールの起点を作り、後半アディショナルタイムまでプレーしている。

 デビュー戦となった第5節トゥエンテ戦(3-1)以降、公式戦全試合で先発起用されている小林。この日も安定したパス供給や素早いカバーリングを見せ、中盤で攻守にわたって機能した。

 小林は前半25分に左サイドのスペースに持ち出し、左足で狙い澄ましたクロスを送るが、相手GKがキャッチ。両チームとも得点は生まれず、スコアレスで前半を折り返した。

 ホームのヘーレンフェーンは後半27分、左CK崩れから攻撃を作り直し、右サイドの小林が左足でクロス。相手DFに触られてファーへ流れたボールをFWアーバー・ゼネリが拾い、PA内左から右足でシュートを打つが、相手GKの正面を突いた。

 それでも徐々に得点の匂いが出始めたヘーレンフェーンは、後半27分に先制に成功。中盤で相手のクリアボールを回収した小林が右のMFペッレ・ファン・アメルスフォールトに素早くつなぎ、アメルスフォールトはダイレクトで縦パスを送る。

 これを受けたFWルシアーノ・スラフフェールがスピードに乗ってPA内右に進入すると、スラフフェールのゴロの折り返しに逆からフリーで走り込んだゼネリが右足で合わせ、先制ゴールを奪取。小林を起点とした攻撃からヘーレンフェーンが均衡を破った。

 しかし、強豪PSVも黙ってはいない。後半30分にPA内右のFWガストン・ペレイロが個人技から右足でシュート。これがヘーレンフェーンのDFヨースト・ファン・アーケンとDFジェリー・サン・ジュステに当たって決まり、オウンゴールで同点に追いついた。

 勝ち越しを狙うヘーレンフェーンは攻撃性を失わずに前へ出ていったものの、互いに次の1点は生まれず。小林が後半アディショナルタイム3分にスタンドから拍手を受けて途中交代すると、試合はそのまま1-1で終了した。

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