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遠のくPO圏内…千葉は群馬に競り負け5試合ぶりの黒星

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[10.2 J2第34節 群馬2-1千葉 正田スタ]

 ザスパクサツ群馬はホームでジェフユナイテッド千葉に2-1で競り勝ち、5試合ぶりの白星で勝ち点を37に伸ばした。

 立ち上がりは群馬が勢いを見せるが、前半7分にアクシデント。右サイドでMF高瀬優孝が千葉MF菅嶋弘希と交錯した際に左膝を痛め、ピッチの外で治療を受けると、そのまま同前半8分にDF坪内秀介と交代した。

 その後は徐々に千葉が流れを引き寄せ、前半22分にPA手前からFW船山貴之がミドルシュートを狙ったが、わずかに枠を外れた。同32分には後方からのパスに抜け出した船山が左サイドを独走。前に出ていたGK清水慶記をかわしてPA左からマイナスに折り返し、フリーのMF吉田眞紀人がヘディングシュートを放つが、カバーに入ったDFパク・ゴンにヘディングでクリアされた。

 無得点で前半を折り返すと、群馬が後半24分に均衡を破る。右後方からのクロスをファーサイドのFW瀬川祐輔が胸トラップから左足を一閃。ゴール右隅に突き刺し、今季11得点目となる先制点を奪った。1点を追う展開となった千葉も後半32分、MF長澤和輝がPA右後方でパクに倒され、FKを獲得。船山のキックにDF近藤直也が頭で合わせ、1-1の同点に追いついた。

 それでも群馬は後半38分、MF中村駿が瀬川とワンツーの形でスルスルとゴール前に進入。PA内から左足で流し込み、勝ち越しゴールを奪った。2-1で千葉を破る決勝点に中村は試合後のインタビューで「瀬川といいコンビネーションで抜けられたので、思い切りシュートを打つだけでした」と充実感を漂わせた。

 昇格プレーオフ圏内の6位以内を目指す千葉は5試合ぶりの黒星。3戦勝ちなし(2分1敗)となり、上位との差を詰めることができなかった。

●[J2]第34節 スコア速報

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