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「まだチャンスある」連敗スタートもあきらめないイラク監督「日本の短所も長所も勉強した」

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公式会見に臨んだラディ・スワディ監督

 6日のW杯アジア最終予選で日本代表と対戦するイラク代表は5日、試合会場の埼玉スタジアムで公式練習を行った。9月の最終予選はアウェーでオーストラリアに0-2、ホームでサウジアラビアに1-2で敗れ、2連敗スタートとなったイラク。それでもラディ・スワディ監督は公式会見で「2試合負けてしまったが、まだ(予選突破の)チャンスはある」と、巻き返しを誓った。

「オーストラリア戦は個人のミスで負けてしまった。サウジアラビア戦でのパフォーマンスは相手よりも良かった。個人のミスをなくし、いいゲームを見せたい」。日本戦へ意気込む指揮官は「日本はアジアの中でトップの選手たちがプレーしている。日本代表の短所も長所も勉強した」と、念入りに対策を練ってきた。

「我々はイラクで準備し、その後はマレーシアで準備してきた」。海外組の選手は日本代表と同様、直前の合流となったが、調整に不安はない。「イタリア、トルコ、サウジアラビアと、海外から来ている選手もいるが、72時間前に全員が集まった。全員でも個別でもミーティングをして準備してきた」と力説する。

 報道陣からは「日本で知っている選手は? 危険だと思っている選手はいるか?」との質問も飛んだが、会見に同席したDFアリ・アドナン・カディム(ウディネーゼ)は「日本はほとんどがヨーロッパでプレーしていて、レベルの高い選手であることは理解している」と敬意を表したうえで、「日本の選手でだれかということは分からない」と特定の選手の名前を挙げることはなかった。

(取材・文 佐藤亜希子)

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