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コンディション不安の欧州組清武がロングランから先制点をアシスト「もっとやらないと」

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先制点をアシストした清武弘嗣。決勝点に繋がるFKも蹴った

[10.6 W杯アジア最終予選 日本2-1イラク 埼玉]

「本当に勝ってホッとしています」。MF清武弘嗣(セビージャ)の第一声が、日本代表イレブンの総意だった。日本代表は6日に行ったW杯アジア最終予選で、終了間際の後半アディショナルタイムに奪ったMF山口蛍(C大阪)のゴールによって、2-1で勝利し、2連勝を決めた。

 今回の代表戦は、欧州でプレーする多くの主力の出場機会が限られる中で、コンディション面を不安視する声が多かった。実際、バヒド・ハリルホジッチ監督もMF香川真司(ドルトムント)やDF長友佑都(インテル)のベンチスタートを決断した。

 しかし先制点は欧州組の連携から生まれる。中でも中盤でボールを奪った清武は長いランニングからFW本田圭佑との連携で右サイドの深い位置まで突破。MF原口元気(ヘルタ・ベルリン)のゴールをアシストした。

 勝利で終えたことは何よりだが、同点弾を浴びた後半、運動量の低下がみられたのも事実。山口のゴールによって救われたが、苦戦を強いられた事実から目を背けるわけにはいかない。

 清武も「蛍が最後にしっかり決めてくれて、まずは安心しています」とホッとした表情を浮かべるが、「もっとやらないといけない。最終予選は厳しいので、もっともっと成長していかないといけないなと思います」と気を引き締める。

 次戦は敵地に乗り込む11日のオーストラリア戦。背番号13は「次の試合も大事なので、また勝ち点3が取れるようにしっかり準備していきたい」と気合を入れ直した。

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