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矢島が土壇場で同点弾! 10人の岡山と松本の昇格争うライバル対決は痛み分け

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[10.8 J2第35節 松本1-1岡山 松本]

 2位の松本山雅FCと4位のファジアーノ岡山の対戦は1-1で引き分けに終わった。松本は、7月24日の第25節・長崎戦から11試合負けなし(6勝5分)で、3位のC大阪と勝ち点2差となった。一方の岡山は5試合負けなし(2勝3分)とした。
 
 J1昇格を狙える位置につけている両者。松本は前半20分、MF石原崇兆のスルーパスをPA内で受けたFW高崎寛之が相手DFに倒される。PKかと思われたが、その前にオフサイドだったと判定された。岡山も前半26分、左サイドの敵陣中央でFKを獲得する。キッカーのFW伊藤大介が鋭いボールを入れるもGKシュミット・ダニエルにパンチングでクリアされてしまう。

 前半終盤に向けては松本がチャンスを多く作った。前半28分、右サイドで石原が落としたボールをMF田中隼磨が右足ダイレクトで中央に入れる。これをDF那須川将大がヘッドで合わせるもGK中林洋次の正面。同38分には、MF宮阪政樹の右CKからDF後藤圭太がヘディングシュートを叩きつけるも枠を捉えきれなかった。

 スコアレスで折り返した後半7分、岡山は石原を後方から倒してしまったMF渡邊一仁がこの日2枚目のイエローカードを受けて、退場となってしまう。すると、数的優位の松本の攻勢が強まる。同10分のMFパウリーニョのヘディングシュートは右ポストを叩いたが、同17分に先制点が生まれる。那須川が左サイドの敵陣深くからクロスを供給。高崎が頭で落とすと、FW工藤浩平がワントラップから左足でシュートを放ち、先制のゴールネットを揺らした。

 工藤の3試合連続ゴールで松本がその後も主導権を握る。だが、岡山も意地をみせた。後半42分、FW豊川雄太の右CKからDF金珍圭がヘッドで落とし、MF矢島慎也が右足一閃。ゴール前の混戦の隙間を抜けて、同点のゴールネットを揺らした。松本も那須川の左クロスから高崎が決定的なヘディングシュートは放つなど最後まで諦めず攻め込んだが、試合は1-1で痛み分けに終わった。

●[J2]第35節 スコア速報

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