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久々の一発! 京都FWイ・ヨンジェ、チームを勢い付ける21戦ぶりゴール

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21試合ぶりの得点となったFWイ・ヨンジェ

[10.8 J2第35節 千葉0-3京都 フクアリ]

 一瞬の隙を突き、貴重な追加点を奪取した。第15節横浜FC戦(○1-0)以来、21試合ぶりとなる得点を決めた京都サンガF.C.のFWイ・ヨンジェは、「久しぶりのゴールで気分が良かった」と安堵の表情。石丸清隆監督が「ゴールに対して反応できる選手を起用するため、思い切って6人を代えた」とテコ入れした先発起用に応えた。

「5試合ずっとゴールが取れなくて、勝利することができなかった。チームが勝利できたことが一番うれしい」。チームはここ5試合無得点で勝ち星なし(3分2敗)。下位チームから追われるプレーオフ圏内の6位に位置しながら、苦境に陥っていた。

 しかし、前半2分にMF堀米勇輝のゴールで幸先良く先制した京都はリズムをつかんだ。そして同24分、MFアランダのバックパスのズレを見逃さなかったイ・ヨンジェが、大仕事をやってのける。猛然と走り込んでDF近藤直也の前に入り、ヘディングで押し出して抜け出すと、飛び出してきたGK佐藤優也もかわし、PA左から左足で無人のゴールに流し込んだ。「相手のミスを常に狙っていた。ミスを逃さずゴールを決められた」と今季5点目に笑顔をはじけさせた。

 後半20分にはFWダニエル・ロビーニョのPKによる追加点が生まれ、3-0の勝利を収めたチームは6試合ぶりの白星を獲得した。「監督も、『勝利したことはすごく良かったけど我々はチャレンジャーとして、もっともっと上に行かなければいけない』と強調していた。しっかり練習して次の試合に向けて準備したい」。残り7試合。この1勝で上昇気流に乗りたい。

(取材・文 佐藤亜希子)
●[J2]第35節 スコア速報

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