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1トップで先制アシストの本田、「足を引っ張らないように」

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1トップで先発しアシストを決めた本田圭佑

[10.11 W杯アジア最終予選 日本1-1オーストラリア メルボルン]

「僕だけがね、いつもと違うポジションなので、自分の良さをしっかり生かすことと、6年ぶりにやるポジションなので、足を引っ張らないようにというところを意識していました」

 FW岡崎慎司の負傷もあって、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、背番号4の1トップでの起用を決断。本田本人は「6年ぶり」と記憶しているようだが、1トップでの先発は12年10月16日にポーランドで行われた国際親善試合のブラジル戦(0-4)以来、約4年ぶりだった。いずれにせよ久しぶりのポジションでの先発。しかしその起用がいきなりゴールという結果を導き出す。前半5分、日本はカウンターから本田がDFの裏にスルーパスを通すと、これに反応したMF原口元気が抜け出し、電光石火の先制点に繋がった。

 ただし日本は後半7分に、先制点を決めた原口のファウルによってPKを献上。最終予選3試合、すべて同じ展開で追いつかれることになった。先制点の場面を「あの形は非常に良かった」と振り返った本田も、「正直悔しいですね。先制点を取っていただけに、ゲーム運びとしては計算通りだったので。正直仕方がないなとは思いますけど、悔しいですね」と唇と噛んだ。

 前半途中には競り合いの際に足をくじくような場面が見られ、珍しく痛がる仕草をを見せた本田。ただし本田は後半39分にFW浅野拓磨と交代するまでピッチに立ち続けた。「忍耐強くやったことが勝ち点1に繋がった。悔しいですけど、今日はオーストラリアの方が優勢にあったということ。この勝ち点1を良しとしたいと思います」。最大のライバルと目されるオーストラリア相手の敵地での勝ち点1を、日本代表のエースも最低限の結果と受け入れた。

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