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サッカーはみんなのもの…江橋よしのり氏著書『サッカーなら、どんな障がいも超えられる』が今月15日に発売!

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 世界の女子サッカーを幅広く取材する江橋よしのり氏の著作本『サッカーなら、どんな障がいも超えられる』が、今月15日に発売する。

 日本の人口の約7%は障がい者といわれている。その障がいは多様で、ひとつとして同じ在り方はない。これまで、日本では障がい者サッカーと健常者のサッカーとは組織的な連携を行っていなかった。しかし、2014年5月に日本サッカー協会(JFA)が『JFAグラスルーツ宣言』を発表。だれもが、いつでも、どこでも、身近で、安心・安全にサッカーを楽しめる環境の整備に取り組んでいくことを宣言し、障がい者サッカーとの連携に着手した。

 これを契機に、日本アンプティサッカー協会(切断障がい)、日本CPサッカー協会(脳性麻痺)、日本ソーシャルフットボール協会(精神障がい)、日本知的障がい者サッカー連盟(知的障がい)、日本電動車椅子サッカー協会(重度障がい)、日本ブラインドサッカー協会(視覚障がい)、日本ろう者サッカー協会(聴覚障がい)の7団体を統括する団体として、今年4月1日に『日本障がい者サッカー連盟』が設立された。初代会長にはサッカー元日本代表としても活躍した北澤豪氏が就任した。

 本書では、障がい者サッカーの日本代表選手が語る、サッカーとの出会い、スポーツを通じて開かれた人生観など、実際にプレーする4選手の生の言葉で伝えており、子どもから大人まですべての人の心に届くノンフィクションとなっている。また、7つの障がい者サッカーの基本情報も紹介している。

 2020年には東京でオリンピック・パラリンピックが開催されることが決まっており、日本では障がい者スポーツへの関心が高まっている。本書を通じて、障がいサッカーについてより深く知り、4年後のパラリンピックでは日本を代表してピッチで輝く選手たちを応援しよう。


江橋よしのり(えばし・よしのり)
1972年5月生まれ、茨城県石岡市出身。早稲田大学商学部在学中の1996年からフリーライターとしてい活動。主な著書に『なでしこゴール!』(共著・2009年)、『世界一のあきらめない心』(2011年)など。女子サッカーアテネ五輪予選について書いた『がけっぷちからオリンピック』は横浜市立中学校の道徳の教材として採用された。執筆以外では、スポーツと教育・社会をテーマとする小中学生向け講演を行い、女子サッカーなでしこリーグのテレビ解説、FIFA(国際サッカー連盟)による年間最優秀女子選手の投票メンバーなども務める。

<書籍概要>
■書名:サッカーなら、どんな障がいも超えられる
■著者:江橋よしのり
■発行日:2016年10月15日
■ページ数:210ページ
■価格:1300円(税別)
■発行元:講談社
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