beacon

「これで終わりではない」 G大阪MF井手口、ニューヒーロー賞受賞も視線は前に

このエントリーをはてなブックマークに追加

ニューヒーロー賞を受賞したガンバ大阪MF井手口陽介

 悔しさを味わったばかりだ。10月1日に埼玉スタジアムで行われたJ1リーグ第2ステージ第14節浦和戦。攻守に圧倒されたガンバ大阪は0-4の大敗を喫し、チャンピオンシップ出場が絶望的な状況に追い込まれた。MF井手口陽介は「直近でここで負けたので、タイミングが良い」とすぐさま訪れたリベンジの機会に燃えている。

 J1第2S第14節の敗戦で「Jリーグは厳しくなった」と振り返ったように、年間3位以内、第2S制覇は遠のいた。だからこそ、「ルヴァン杯と天皇杯は絶対に取りたい。ルヴァン杯で優勝できれば勢いが出てくると思う」とタイトル獲得への意欲を示す。そして、自分がピッチに立って、頂点に上り詰めたいと力強く語った。

「チームは今までタイトルを取ってきたけど、僕は試合に絡めていないことが多かった。だから、自分がピッチに立ってタイトルを取りたい」

 12日にはルヴァン杯のニューヒーロー賞受賞が発表された。過去にはMF名波浩(磐田=受賞時所属)、FW高原直泰(磐田)、MF長谷部誠(浦和)、FW原口元気(浦和)、FW宇佐美貴史(G大阪)らそうそうたるメンバーが受賞してきた。「チームの成績が良くて、あとからついてくればいいと思っていたので良かったし、光栄なこと」と喜びを表しつつも、「ただ、これで終わりではないし、これで消えてしまう選手にならないように、より一層頑張っていきたい」とさらなる成長を誓う。まずは、決勝の舞台で存在感を示したい。

(取材・文 折戸岳彦)
●ルヴァン杯2016特設ページ

TOP