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チェルシーがアザール弾などで3発完勝…岡崎ベンチ外のレスターは今季アウェー戦全敗

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チェルシーはMFエデン・アザールのゴールなどでレスター・シティに完勝

[10.15 プレミアリーグ第8節 チェルシー3-0レスター・シティ]

 プレミアリーグは15日、第8節を行った。日本代表FW岡崎慎司が所属するレスター・シティは敵地でチェルシーと対戦し、0-3で敗れた。9月20日のEFL杯(2-4)でチェルシーから2得点を奪った岡崎は、レスター移籍後、リーグ戦で初のベンチ外となった。

 勝ちきれない試合が続く王者レスターは、国際Aマッチウィーク明け、今後の過密日程を考慮して、前節サウサンプトン戦から3選手を変更。いつもの4-4-2の布陣で、守護神はGKカスパー・シュマイケル、最終ラインは右からSBルイス・エルナンデス、CBウェズ・モーガン、CBロベルト・フート、SBクリスティアン・フクスが入った。中盤はMFダニー・ドリンクウォーターとMFダニエル・アマーティのダブルボランチで、右がMFジェフ・シュルップ、左にマーク・アルブライトン。2トップはFWジェイミー・バーディとFWアーメド・ムサが組んだ。

 一方、前節のハル・シティ戦で4試合ぶりの白星を飾ったチェルシーは、3-4-3を採用。GKティボー・クルトワがゴールを守り、3バックには右からDFセサル・アスピリクエタ、DFダビド・ルイス、DFガリー・ケーヒルが入った。中盤は中央にMFネマニャ・マティッチとMFエンゴロ・カンテ、サイドに右WBビクター・モーゼス、左WBマルコス・アロンソ。前線にはFWジエゴ・コスタを中央に右にFWペドロ・ロドリゲス、左にMFエデン・アザールが起用された。なお、MFウィリアンは、母親の死去により休暇が与えられた。

 レスターのホームで9月20日に行われたEFL杯3回戦では、延長戦にもつれ込む接戦となったが、この試合はチェルシーが開始から主導権を握り、そのまま前半7分に先制点を挙げた。ペドロが右CKからゴール前に入れると、ニアのマティッチがフリック。ファーサイドのスペースに走り込んだD・コスタが左足で押し込み、スコアを1-0とする。さらに同28分、絶好の位置でFKを獲得し、D・ルイスが右足インサイドで直接狙う。無回転シュートがレスターゴールを襲うが左ポストに嫌われ、チャンスを逃した。

 それでも素早いプレスでレスターにチャンスを与えなかったチェルシーが追加点を挙げる。前半33分、マティッチのくさびのパスからD・コスタがつぶれて、ルーズボールを受けたアザールが裏に抜け出し、GKシュマイケルをかわしてゴールに流し込んだ。アザールは得点後、1点目のD・コスタに続き、両手で『22』を表現し、母親が死去したウィリアンに得点を捧げた。同41分にも、右サイドのPA手前からD・ルイスが無回転FK。これも枠を捉えたが、今度はGKシュマイケルがしっかりパンチングで防いだ。

 2点ビハインドのレスターは、後半開始からチェルシーと同じシステムに変更。モーガンとフート、フクスの3バックで、シュルップがサイドを入れ替えて左WBに、L・エルナンデスが1列ポジションを上げた。これでボールをキープする時間が増えたが、なかなかシュートまで持ち込めず、苦しい状況が続く。同12分には、カウンターからモーゼスにGKと1対1の場面を作られたが、これはGKシュマイケルがしっかり対応し、好セーブ。同19分、PA右からオルブライトンがグラウンダーのクロスを入れると、D・ルイスのあわやオウンゴールという場面も作ったが、レスターは1点が遠い。

 後半22分にはレスターが、ムサとシュラップに代えて、FWイスラム・スリマニとMFリヤド・マフレズのアルジェリア代表コンビを投入する。だが、チェルシーの勢いは止まらない。同28分、PA右からD・コスタが折り返すとルーズボールをカンテが右足シュート。これはモーガンの好守に阻まれたが、同35分にダメ押しの3点目を決める。右サイドからモーゼスが仕掛けると、MFナサニエル・チャロバーのヒールリターンを受けて裏に抜け出し、冷静に右足で流し込み、3-0。レスターの反撃をゼロに抑えたチェルシーが2連勝を飾った。一方のレスターは、今季リーグ戦のアウェー戦4試合全敗となった。


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