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今季初の先発落ち、高徳は「予想してなかった」左SHで途中出場

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後半18分から左サイドハーフで途中出場したDF酒井高徳

[10.15 ブンデスリーガ第7節 ボルシアMG0-0ハンブルガーSV]

 ブンデスリーガは15日、第7節2日目を行い、DF酒井高徳の所属するハンブルガーSVは敵地でボルシアMGと対戦し、0-0で引き分けた。今季初のベンチスタートとなった酒井は後半18分から途中出場した。

 日本代表のオーストラリア遠征から12日夜にドイツに戻ってきたばかり。13日はランニングのみの調整で、試合前日も軽めのメニューにとどまった。

「移動の疲れとかも少し考慮していると思う。攻撃の選手なら60分で交代というのもできるけど、DFは90分間やらないといけない。そこ(ベンチスタート)は少し覚悟していたところはあった」

 しかし、試合は思わぬ展開となる。前半25分にDFクレーベルが一発退場となり、数的不利に立たされたハンブルガーSV。1試合で2本のPKを与えたが、1本はGKレネ・アドラーが弾き出し、もう1本はクロスバーに救われた。

 そして、「今日出るのはちょっと予想していなかった」酒井に出番がやってきた。後半18分から途中出場すると、与えられたポジションは4-4-1の左サイドハーフ。「フィールド選手が9人になったので、もしかしたら守り固めで入るかなとは思っていたけど、あそこのポジションだとは思わなかった」。練習でもやっていない形だったが、無難にこなし、今季初の無失点に貢献した。

 マルクス・ギスドル監督就任2戦目で連敗を5でストップし、インゴルシュタットと1-1で引き分けた開幕戦以来となる勝ち点1を獲得。開幕から2分5敗と厳しい状況が続く中、10人でつかんだ勝ち点1を次に生かせるか。今季初の先発落ちとなった酒井も「結果が結果なので、次(のスタメン)もどうなるか分からない。もしかしたらそのままのメンバーでいくかもしれないけど、それは仕方がない。残留争いではチームがポイントを積み重ねることが一番大事」と自分に言い聞かせていた。

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