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ADOデンハーグ5連敗…ハーフナーはアヤックス相手に爪あと残せず

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4試合連続スタメンのFWハーフナー・マイク

[10.16 エールディビジ第9節 ADOデンハーグ0-2アヤックス]

 エールディビジは16日、第9節2日目を行い、FWハーフナー・マイクの所属するADOデンハーグはホームでアヤックスと対戦。0-2で敗れ、5連敗を喫した。4試合連続スタメンのハーフナーはフル出場を果たすも、ノーゴールに終わった。

 名門アヤックスを本拠地に迎えたADOデンハーグ。前半1分、右クロスの軌道をいち早く察知したハーフナーがPA内中央でマークを外し、右足で合わせる。両チームを通じて最初のシュートは相手DFに至近距離でブロックされ、続けざまにこぼれ球へ反応したMFエドゥアール・デュプランが右足を振り抜く。これもアヤックスの人垣に阻まれたが、ADOデンハーグは積極的な入りを見せた。

 しかし時間の経過とともに、地力で勝るアヤックスがゲームを支配。ADOデンハーグは両サイドを崩されながらもゴールを許さずに耐えていたが、プレーが切れた前半20分に一瞬の隙を突かれてしまう。

 アヤックスMFダビ・クラーセンが左サイドのスローインを素早く始め、PA左角付近のMFラセ・シェーネにつなぐ。クラーセンは投げた勢いのままPA内左に全速力で駆け込むと、ADOデンハーグの守備陣は誰がマークに行くのかが曖昧に。シェーネのループパスをフリーで受けたクラーセンは右足で確実に流し込み、先制ゴールを挙げた。

 押し込まれるADOデンハーグも前半40分、PA手前左のFWシェラルド・ベッケルが送ったクロスをゴール前のハーフナーが右肩で落とし、FWルベン・スハーケンがワントラップから左足でシュート。だが、相手GKの守備範囲に飛んでしまい、1点ビハインドのまま前半を終えた。

 後半も立ち上がりにチャンスを作ったADOデンハーグ。後半2分、デュプランの右サイドからのFKを跳ね返され、二次攻撃からPA手前中央のMFケビン・ヤンセンが右足で強烈な低弾道のシュートを放つ。相手に当たって枠の左にそれるも、直後の左CKからニアのDFトム・ブヘルスダイクが高い打点のヘディング。ゴール前の相手DFの手に当たったようにも見えたが、笛は鳴らなかった。

 すると再び流れはアヤックスへ。後半7分には自陣でのボール奪取からFWアミン・ユネスがドリブルで攻め上がる。ユネスはズルズルと下がるだけの相手最終ラインを切り裂くスルーパスを繰り出すと、PA内右に抜け出したFWベルトランド・トゥラオレが左足で軽く流し込み、リードを2点に拡大した。

 ADOデンハーグは試合をうまくコントロールし始めたアヤックスを前に、好機を作り出せず。後半25分までに3枚の交代カードを使い切るなど現状打破を試みたが、流れを変えることはできなかった。同33分には前線で浮き球のパスを収めたハーフナーがPA手前中央から左足で強引にシュートを放つも、相手に当たって枠外へ。ADOデンハーグは力の差を見せつけられ、0-2の完封負けとなった。

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