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[関東]日本体育大は国士舘大に3発勝利で2位浮上!MF川戸が1G1AにOG誘発

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日本体育大は2位へ浮上した

[10.15 第90回関東大学リーグ1部第18節 日本体育大3-0国士舘大 江戸陸]

 第90回関東大学サッカーリーグ戦1部の第18節が15日に各地で行われた。4位の日本体育大は最下位の国士舘大と対戦し、3-0で勝利した。MF川戸大樹(4年=神戸U-18)が1得点1アシストに加え、FKでオウンゴールを誘発するなど全得点に絡む活躍をみせた。

 前節の明治大戦(1-2)で後期リーグ初の黒星を喫した日本体育大。3位から4位へ順位を下げて迎えた今節は、最下位に沈む国士舘大と対戦した。立ち上がりに連続でチャンスを迎えたが、ゴールネットを揺らすことはできず。その後は守備の時間が続く。

 前半2分にはDF原田亘(2年=星稜高)の右クロスにFW平川元樹(2年=札幌U-18)が飛び込むも、わずかに合わない。同6分には左クロス飛び込んだ平川がヘディングシュートを打つがクロスバー上へ外れていった。

 対する国士舘大は中盤での安易なミスが続き、なかなか流れをつかめない。前半10分には後方からのボールでDFンドカ・ボニフェイス(3年=浦和東高)に競り勝ったFW松本孝平(4年=藤沢清流高)が頭で落とし、拾ったMF本間達耶(3年=遠野高)がPA右からシュートを打つも枠を外れた。その後もGK長谷川洸(3年=東京Vユース)の好セーブにあうなど、ゴールは遠い。

 すると前半36分に試合は動く。耐える時間の続いていた日本体育大がサイド攻撃を実らせ、ゴールネットを揺らした。右サイドから仕掛けたMF川戸大樹(4年=神戸U-18)がPA内右でボールキープ。折り返しを受けたMF高井和馬(4年=千葉SCユース)が切り返しから左足シュートをゴール右へ突き刺した。日本体育大が1-0と先制に成功する。

 前半のうちに追いつきたい国士舘大は前半41分に左サイドから仕掛けたMF荒木翔(3年=日本航空高)のパスから、最後は松本がシュートを打つも力なくGKに止められた。日本体育大の1点リードで前半を折り返す。

 迎えた後半、先にチャンスをつくったのは国士舘大。後半6分、左サイドから荒木のFK。ファーサイドのDF附木雄也(4年=八千代高)が折り返し、最後は松本が頭で狙うもわずかに逸れる。その後に本間が左膝を負傷し、担架でピッチを後にした。代わって、FW大石竜平(2年=清水桜が丘高)が入る。

 追加点を目指す日本体育大は、攻勢を弱めることなく仕掛けた。後半8分には左サイドから仕掛けた平川の折り返し。ゴール前で待ち構えていた川戸のシュートはDF附木に背中でブロックされた。同14分には川戸の右CKからファーサイドでンドカ・ボニフェイスが飛び込むも、ファウルの判定。2点目は生まれない。

 後半20分には最初のカードを切り、FW太田修介(3年=甲府U-18)に代わり、FW里見直樹(2年=大宮ユース)を投入。同24分には攻め上がったDF高野遼(4年=横浜FMユース)が左クロス。これは風に乗ってクロスバーを叩いた。同30分には附木との競り合いで痛めた平川を大事を取る形で交代させ、FW瀧本高志(2年=履正社高)を入れる。

 そして後半31分、日本体育大がラッキーな形で追加点。右サイド遠目の位置でのFK。川戸が蹴り入れると、ゴール前右で飛んだDF八木沢丸位(4年=日大藤沢高)の頭に当たったボールはゴールネットへ吸い込まれた。オウンゴールで差を広げた日本体育大は後半39分にMF小泉将来(4年=FC東京U-18)に代わり、MF輪笠祐二(3年=FC東京U-18)を入れる。

 そして後半40分には前がかりになった国士舘大の隙を突いて、ダメ押しの3点目。高野の左クロスからゴール前へ飛び込んだ川戸が頭で合わせて、ゴール右へ決めた。そのまま試合は終了。日本体育大が3-0の完封勝利を飾った。

 翌16日に行われた試合で2位の筑波大が0-1で順天堂大に敗れ、3位の法政大も流通経済大に1-2で敗戦。この結果、勝ち点30に伸ばした日本体育大は4位から2位へ浮上。敗れた国士舘大は4戦ぶりの黒星で最下位のままとなっている。

(取材・文 片岡涼)
●第90回関東大学1部L特集

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