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[CL]香川2か月ぶり先発のドルトムントは敵地でS・リスボンに競り勝つ

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約2か月ぶりの公式戦先発となったMF香川真司

[10.18 欧州CLグループリーグ第3節 S・リスボン1-2ドルトムント]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は18日、グループリーグ第3節を行い、MF香川真司の所属するドルトムント(ドイツ)は敵地でスポルティング・リスボン(ポルトガル)と対戦し、2-1で競り勝った。香川は8月27日のブンデスリーガ開幕戦以来、公式戦9試合ぶりの先発。フル出場で勝ち点3獲得に貢献した。

 MFゴンサロ・カストロ、DFラファエル・ゲレイロら故障者が続出しているドルトムントは香川とMFマリオ・ゲッツェがインサイドハーフを務める4-3-3でスタート。前半9分、中盤のルーズボールをカットしたゲッツェのパスからFWピエール・エメリク・オーバメヤンが快足を飛ばしてDFを振り切り、PA内まで切れ込むと、左足のループシュートでGKの頭上を越し、鮮やかに先制点を奪った。

 敵地で幸先よくリードを奪ったドルトムントはその後もゲームを支配。前半34分、MFウスマン・デンベレの左クロスに合わせたオーバメヤンのヘディングシュートはゴール右に外れたが、同43分にMFユリアン・バイグルがPA手前から右足のミドルシュートをゴール左隅にねじ込んだ。21歳のバイグルはこれがプロ公式戦初ゴール。意外な“伏兵”の一撃で2-0とリードを広げて前半を折り返した。

 後半に入ると、ホームのS・リスボンも徐々に攻撃の圧力を強め、ドルトムントを押し込んでいく。すると後半20分、ドルトムントは自陣PA内でDFマルク・バルトラのバックパスをGKロマン・ビュルキが手でキャッチしてしまい、PA内で間接FKを献上。MFウィリアム・カルバーリョが軽く触ったボールをMFブルーノ・セーザルが至近距離から豪快に左足で蹴り込み、S・リスボンが1点を返した。

 勢い付くホームチームは直後の後半24分、左クロスからFWバス・ドストがフリーでヘディングシュートを放つが、わずかにゴール右へ。劣勢の展開が続くドルトムントは最終ラインにアクシデントが続き、後半23分、バルトラに代えてDFウカシュ・ピシュチェク、同26分にはDFマティアス・ギンターに代えてMFセバスティアン・ローデを投入。ピシュチェクがセンターバック、ローデが右サイドバックに入って対応した。

 粘り強く耐えるドルトムントは後半33分、FKのこぼれ球を狙ったMFクリスティアン・プリシッチの右足ボレーがクロスバーを直撃。後半アディショナルタイムにはPA内の香川にシュートチャンスも訪れたが、マイナスのパスに合わせた右足シュートはDFのブロックに阻まれた。約2か月ぶりの先発で、CLは今季初出場だった香川は90分フル出場。チームもそのまま2-1で逃げ切り、2勝1分の勝ち点7に伸ばしている。

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