第95回全国高校サッカー選手権大阪府予選は23日、5回戦が行われ、ベスト16が決定する。8年ぶりの全国大会出場を目指す強豪・大阪桐蔭高はこの5回戦が今大会初戦。チームの攻撃の中心人物であるMF仲田健人(3年)がチームのために戦う姿勢、選手権予選への意気込みなどについて語った。

●大阪桐蔭高MF仲田健人(3年)
―選手権近づいてきたけれど現在の心境は?
「夏負けてから、ずっと悔しい思いを忘れずにやってきたので、非常に楽しみですね」

―今年のチームの強みは
「例年以上に攻撃力というのが僕たちの持ち味。でも一発勝負は守備が大事。攻撃もなんですけど守備もできるチームですね」

―監督からもチームのスタイル出すよりもやるべきことがあるという話があったというがチームの変化は
「監督がおっしゃっているのもあるんですけど、チームの中でそうやっていこうとキャプテン筆頭にやっているのがありますね」

―個人的にハードワーク、がむしゃらさはどちらかというと得意ではなかった部分だったのでは
「自分がやらなければというのが強いので。チームのために、チームのためにと考えたら自然に。プレー自体はそんなに変わってないと思うんですけど、気持ちの部分で『絶対に負けへんぞ』とかチーム内であっても他の選手とのマッチアップでもワンプレー、ワンプレーで絶対に負けないように変わりましたね」

―がむしゃらに頑張る選手たちと違いを生み出す選手たちと上手く融合してきている
「今まではどっちかというとみんなに合わせてもらう形だったんですけど、僕がみんなに合わせてみんなの特長を活かすように変えました」

―どのようなプレーを選手権で見せたい
「インターハイでは全然自分を出せなくてチームに貢献できなかったので、選手権では必ず自分が周りを活かすことだったり、自分が点を決めて勝つことだったり、貢献できるプレーをしていきたいですね」

―特に見てもらいたい部分は?
「攻撃に回った時のアイディアですね。色々なプレーが自信あります。パスもそうですけどドリブルですね。小学校からドリブルやってきたので」

―今後はどういう選手に
「ボランチとしてはイニエスタのように、アシストもできて点も取れる選手になっていきたいですね」

―大阪は激戦区
「個々で戦うのではなくてチーム全員で戦わないといけないと思います」

―最後に選手権への意気込みを
「目標は日本一なんで。大阪の予選は優勝することも当然なんですけど日本一に向かっていけるようにチームと一緒にやっていきたいです」

(取材・文　吉田太郎)

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