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ピケ、J・アルバに続きイニエスタまで…バルサ、負傷者続出もメッシのPK弾で劇的逆転勝利!!

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相手のタックルを受けてピッチに倒れ込むバルセロナMFアンドレス・イニエスタ

[10.22 リーガ・エスパニョーラ第9節 バレンシア2-3バルセロナ]

 リーガ・エスパニョーラ第9節2日目が22日に行われ、バルセロナバレンシアのホームに乗り込んだ。前半22分にFWリオネル・メッシの得点でバルセロナが先制した試合は、後半に入ってバレンシアが一時は逆転に成功。しかし同17分にFWルイス・スアレスが同点ゴールを奪うと、後半アディショナルタイムにメッシがPKを沈めてバルセロナが3-2の劇的な逆転勝利を収めた。

 19日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)グループリーグ第3節マンチェスター・C戦で、DFジョルディ・アルバとDFジェラール・ピケが負傷して離脱したバルセロナをまたもやアクシデントが襲う。MFエンソ・ぺレスのタックルを右足に受けたMFアンドレス・イニエスタがピッチ上に倒れ込むと立ち上がることができず、前半14分にMFイバン・ラキティッチとの交代を余儀なくされた。

 しかし、先制点を奪取したのはアクシデントに見舞われたバルセロナだった。前半22分、右サイドからラキティッチが送ったパスはバレンシア守備陣にブロックされたが、こぼれ球にラキティッチ自らが反応して丁寧に落とすと、ボールを受けたメッシが鋭い左足シュートを突き刺してスコアを1-0とした。メッシは負傷からの復帰戦となった前節デポルティボ戦、続くCLマンチェスター・C戦でも得点を記録しており、復帰後3試合連続ゴールとなった。

 前半31分にはL・スアレスのパスに対して、一気の加速でPA内に進入したメッシがゴールを脅かすがGKジエゴ・アウベスにストップされ、こぼれ球に反応したMFアンドレ・ゴメスのシュートは枠を捉え切れず。さらに同36分にはメッシのパスからL・スアレスが放った決定的なシュートがD・アウベスの横っ飛びのセーブに阻まれる。同44分にはバレンシアが決定機を創出するが、MFダニエル・バレホの至近距離から狙ったシュートは距離を詰めたGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンにブロックされてしまった。

 1-0とバルセロナがリードしたまま後半を迎えると、後半5分にはFWネイマールのシュートをD・アウベスが弾き、こぼれ球をフリーで拾ったラキティッチが決定機を迎えるが、右足で狙ったシュートはポストを叩いて追加点とはいかない。

 すると後半7分、右サイドからバレホが送ったラストパスを、バルセロナからレンタル移籍中のFWムニル・エル・ハダディが豪快に突き刺し、バレンシアが試合を振り出しに戻す。さらに同11分には左サイドからボールを運んだMFナニの浮き球のパスに反応したFWロドリゴがダイレクトボレーで合わせてネットを揺らし、バレンシアが一気に逆転に成功した。

 しかし後半17分、ネイマールが蹴り出したCKをラキティッチが合わせたヘディングシュートはD・アウベスに弾かれたものの、こぼれ球をL・スアレスが豪快に蹴り込んでバルセロナがすぐさま同点に追い付く。その後は両チームともにゴールを脅かす場面を作り出しながらも勝ち越しゴールは生まれず。だが、2-2のまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイムにL・スアレスがPA内でファウルを誘ってバルセロナがPKを獲得。これをメッシがきっちりと沈めてバルセロナが3-2の劇的な逆転勝利を収めた。


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