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ピャニッチの得点を取り消されたユベントス…指揮官は「ミランの選手が主審に圧をかけた」

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 22日に行われた、ミランユベントスの試合でミラレム・ピャニッチの得点が取り消されたことについて、ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督はミランの選手に対し不満を持っているようだ。同監督がイタリアTV『メディアセット・プレミアム』で語った。

 試合は、65分にマヌエル・ロカテッリが放った強烈なシュートが決勝点となりミランがユベントス相手に約4年ぶりに勝利した。

 だが、前半36分にユベントスのピャニッチが放った直接FKからの得点が取り消されてしまった。ピャニッチのシュートは当初味方の関与が認められず、オフサイドとは判定されなかった。ところがその直後、判定に対しミランの選手たちが猛抗議を行い、副審と相談した結果、主審は判定を覆し得点を取り消している。

 試合を振り返ったアッレグリ監督は「ミランは得点を決め、我々はアンラッキーだった」と「我々は良いプレーを見せ点を奪ったが、取り消されてしまった」と嘆いている。

 一方で「こういったことは起きる」と、指揮官はすでに現実を受け入れているようだ。「得点は有効だったが、ミランの抗議によって主審は自らの判定に疑問を持ってしまった」

「チームとしてはこれ以上審判に圧力をかけるよりも、プレーに集中するべきだ。私としては、判定を覆したのは主審なのか副審なのかは知りたい」

 首位を維持するユベントスだが、この敗戦によりミランとは勝点2差となっている。

 だが、アッレグリ監督は「ミランに対してよく闘い、いいパフォーマンスを見せたことを褒めなくてはいけない」と判定はともかく、チームに対しては満足だったようだ。

「この敗戦によって何かを変えるということはない。パフォーマンスについては選手たちに何の文句もない。この敗戦によって躓いてはならないし、試合は支配していた。シュートも撃っていた。良い動きで相手のエリア内まで侵入できていた」

 さらに指揮官は「ミランはよく闘い、ハードなプレーを見せていた。ロカテッリの得点は素晴らしかった」と対戦相手も称賛することも忘れなかった。

 ユベントスは次戦、26日にサンプドリアを本拠地に迎える。

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