beacon

FAのCEOグレン氏、アラダイス辞職は「ある意味悲劇だった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 イングランド・サッカー協会 (FA) のCEOマーティン・グレン氏は、先日の汚職によるサム・アラダイス氏の辞職は「悲劇だった」と話している。英紙『ガーディアン』が伝えている。

 禁じられていた第3者による選手保有を斡旋したことにより、就任したばかりのサム・アラダイス氏がイングランド代表監督の座を辞した。

 だがグレン氏は、アラダイス氏は正しい評価をもとに採用されたと話した。

「サムはイングランド代表監督で成功していてもおかしくなかった。我々にしばらく欠けていたようなチームスピリットを醸成する能力を備えていた」

「彼と分かれたのはある意味悲劇だった。そう、罠に嵌められたとも言える」

「サムに関しては物置からスケルトンが出てきて驚いた、とかそういうレベルではない。恐ろしいレベルの判断ミスだ」

 一方で、主要な国際大会では中々芳しい結果を残すことができないイングランド代表だが、その理由については、「二世代前には、技術的に優れた選手を輩出できていなかった。今は違う。選手層を厚くするのは良いし、そのうちそうなるはずだ。何故ならイングランドのクラブはイングランドの選手を起用したいと思っている」と話している。

 ただ、「だけど、なぜ我々にとってユニフォームは重い存在なのだろう?クラブよりも代表で良いプレーを見せる選手を見たのは、もういつの話だったかな?そういった現実を理解しなければいけない」とイングランド代表にはまだまだ課題が山積みのようだ。

 なお現在は、暫定監督としてギャレス・サウスゲートが指揮を執るイングランド代表だが、FAは11月のインターナショナルウィークを終えるまでは現体制を継続させる見通しだ。

●プレミアリーグ2016-17特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP