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長友途中交代のインテル泥沼3連敗…デ・ブール監督の解任論加速必至

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長友佑都は後半16分まで出場した

[10.23 セリエA第9節 アタランタ2-1インテル]

 セリエAは23日、第9節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルは敵地でアタランタと対戦し、1-2で敗れた。リーグ戦では開幕戦以来、公式戦では20日のELサウサンプトン戦に続く先発出場となった長友は、後半16分に途中交代した。

 リーグ戦は連敗中、勝利した20日のELサウサンプトン戦も内容面では決して褒められたものではなかった。これ以上、改善が見られないようであれば、フランク・デ・ブール監督の去就問題も現実味を帯びてくるだけに、敵地戦とはいえ、アタランタ戦は必勝が求められた。

 しかし前半からインテルのエンジンがかからない。前半10分にはCKからDFアンドレア・マジエッロに押し込まれてあっさり先制を許してしまう。前半に追加点こそ許さなかったが、ピンチの連続だったインテル。右SBで先発した長友も、守備に追われる場面が多く、得意の攻撃参加が影を潜めた。

 ただ後半に入るとすぐにインテルはワンチャンスを生かして同点に追いつく。後半5分、ゴール前でFKを獲得すると、FWイバン・ペリシッチが横に出したボールをMFエデルがズドン。弾丸シュートがゴール右隅に突き刺さり、試合が振り出しに戻った。

 長友は後半16分にチーム最初の交代で、DFクリスティアン・アンサルディと代わりピッチを退いた。その後も交代カードを切りながら試合を進めたインテルは、アタランタに押されながらも、何とか失点をせずに終盤まで持ちこたえていた。

 しかし後半42分だった。アタランタのDFフランク・ケシエにエリア内にドリブルで入られると、DFサントンがたまらずファウル。これのPKをFWマウリシオ・ピニージャに決められてしまった。GKサミール・ハンダノビッチも手に当てたが、わずかに及ばなかった。

 1-2で敗れたインテルはこれでリーグ3連敗。今節を迎えるまで11位だったインテルは、アタランタにもかわされるため、さらに順位を下げることになった。この敗戦は今夏より指揮するデ・ブル監督の解任論に拍車をかけることになりそうだ。

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