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モウリーニョ帰還も容赦なし! ペドロの今季プレミア最速弾などでチェルシーがマンUを4発粉砕

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今季プレミアリーグで最速となるゴールを決めたFWペドロ・ロドリゲス

[10.23 プレミアリーグ第9節 チェルシー4-0マンチェスター・U]

 プレミアリーグは23日、第9節を行った。スタンフォード・ブリッジでは、チェルシーマンチェスター・ユナイテッドが対戦し、4-0でチェルシーが3連勝を飾った。

 昨年12月に成績不振によりチェルシーの指揮官を辞任したジョゼ・モウリーニョ監督が、“赤い悪魔”を率いてのスタンフォード・ブリッジに戻ってきた。ユナイテッドは、20日のヨーロッパリーグ(EL)グループリーグ第3節のフェネルバフチェ(4-1)戦から6人を変更。FWズラタン・イブラヒモビッチやFWマーカス・ラッシュフォードらが先発した一方で、練習中に負傷していたFWウェイン・ルーニーはメンバーから外れている。

 試合は開始わずか30秒で動いた。前節レスター・シティ戦と同じメンバーを送り込んだチェルシーは、キックオフからパスをつなぐと、左サイドのMFマルコス・アロンソが相手の裏にロングフィード。これに反応したFWペドロ・ロドリゲスが飛び出したGKダビド・デ・ヘアをかわして無人のゴールに流し込んだ。なお、『オプタ』によると、ペドロのゴールは今季プレミア最速ゴールとなったようだ。

 電光石火の先制点を許したユナイテッドは前半8分、右サイドで仕掛けたMFアントニオ・バレンシアがクロスを送ると、イブラヒモビッチが打点の高いヘッド。これが枠を外れると、同21分にセットプレーから2失点目を喫した。MFエデン・アザールが右CKからゴール前に蹴り込むと、こぼれ球をDFガリー・ケーヒルが右足ボレーを叩き込み、2-0とした。

 2点ビハインドのユナイテッドは前半28分、MFマルアン・フェライニのパスを中央で受けたMFアンデル・エレーラが左足ミドルシュート。GKティボー・クルトワが弾いたボールにMFジェシー・リンガードが詰めたが、右足シュートは再びGKクルトワのセーブに阻まれる。さらに同アディショナルタイム1分には、バレンシアの右クロスをラッシュフォードが右足で合わせるも、うまくミートすることができず、0-2で前半を折り返した。

 後半での同点、逆転を目指すユナイテッドは、ハーフタイムでフェライニに代えて、MFフアン・マタを入れる。しかし、同7分に今夏加入し、ここまでリーグ戦すべてに出場していたDFエリック・バイリーが負傷。DFマルコス・ロホとの交代を余儀なくされた。

 すると、チェルシーが再びゴールネットを揺らす。後半17分、MFエンゴロ・カンテの横パスをMFネマニャ・マティッチがラストパス。PA左でアザールが足もとにおさめ、フェイントでシュートコースを作って、右足シュート。コントロールショットを右サイドネットに流し込み、3-0。同25分には、カンテが鮮やかなフェイントでDFクリス・ スモーリングをかわし、右足シュートを決め、4-0で試合を決定づけた。

 一矢報いたいユナイテッドは後半36分、マタの浮き球パスをイブラヒモビッチが胸でおさめて振り向きざまに右足ボレー。見事なコントロールから強烈なシュートを放ったが、これにGKクルトワが反応し、最後までゴールネットを揺らすことができなかった。試合は0-4で終了。今季最多失点でリーグ戦では3試合白星なし(2分1敗)となった。


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