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[選手権予選]昨年準決勝、決勝で2戦連続2発の遠野FW佐々木琢光、今年も岩手準決勝で2ゴール

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後半24分、遠野高FW佐々木琢光(右端)がこの日2点目となるゴール

[10.26 全国高校選手権岩手県予選準決勝 盛岡市立高 0-3 遠野高 いわぎんスタジアムB]

 昨年の準決勝では数か月ぶりという公式戦先発で2得点。エースストライカーとして臨んだ今年も準決勝で再び2得点を挙げた。遠野高FW佐々木琢光(3年)は前半39分にMF浅沼海斗(3年)のスルーパスから先制点を決めると、2-0の後半24分にもMF佐々木渓人(2年)のスルーパスで抜け出して2点目のゴール。決定的なシーンが他にも幾度かあっただけに本人は不満げだったが、それでもしっかりと白星をもたらす活躍を見せた。

 相手のマークを外す動きと、自信を持っている得点力。「後輩に伸び伸びプレーさせることが先輩の役目だと思うし、その中でも自分がしっかり決められるようにしたい。自分が点を取ればチームを勝利に導けると思う。今年は最後の年なのでしっかり結果出して、自分の満足した形でしっかり全国に向かって、全国でも勝ち上がれるチームにしていきたい」と力を込める。

 そのためには決めるべきところで決めること。左利きの2年生FW阿部亮太との2トップは魅力的ではあるものの、長谷川仁監督が「2トップがもうちょっとしっかり決めればもうちょっと上に行ける」と語るように、より成長、結果を出すことが求められている。この日はチャンスでミスしても勝利することができたが、決勝でも同じように行くとは限らない。「決勝はしっかり取れるところで取れないと簡単に流れを渡してしまうと思うので、前線がしっかりと点取ってチームを楽にするという意識でやりたい」。

 昨年は準決勝、決勝で2試合連続2ゴール。決勝ではより決めることに集中し、昨年のような活躍をしてまずはチームを全国へ導く。

(取材・文 吉田太郎)
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