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引退表明の森崎浩司がホーム最終戦で“有終ゴール”!!広島4発快勝で連敗止める

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[10.29 J1第2ステージ第16節 広島4-1福岡 Eスタ]

 サンフレッチェ広島はホーム最終戦ですでにJ2降格の決まっているアビスパ福岡と対戦し、4-1で快勝した。前半15分にFW佐藤寿人の12試合ぶり今季4得点目で先制すると、同33分に今季限りでの現役引退を表明したMF森崎浩司が今季初ゴールとなる追加点。ホームラストゲームを最高の形で締めくくった。

 広島は23日に交通事故を起こしたMFミキッチに対して出場停止の懲戒処分を科したほか、ドーピング検査で禁止物質が検出されたとして暫定的資格停止の通知を受けたDF千葉和彦も出場禁止。攻撃陣は6試合ぶり先発の佐藤を1トップに置き、MF柴崎晃誠と森崎浩がシャドーの位置に入った。

 前半15分、MF青山敏弘のサイドチェンジを受けたMF清水航平が縦に仕掛けて左クロス。ゴール中央の佐藤がヘディングで合わせ、先制点を奪った。そして迎えた前半33分、DF塩谷司の縦パスを森崎浩がPA内で受けると、DF田村友、DFキム・ヒョヌンのプレッシャーを受けながらもボールをキープし、左足でシュート。これがGKの脇を抜けてゴールネットを揺らし、追加点となった。

 ホーム最終戦で今季初先発を飾り、今季初ゴールを決めた森崎浩。現役生活最後のホームゲームでこれ以上ない結果を残した。2-0で折り返した後半8分には佐藤、森崎浩がともに交代。スタンドから万雷の拍手を浴びる中、背番号7はチームメイト一人ひとりと抱き合い、手を合わせてピッチをあとにした。タッチラインの外では佐藤、森保一監督とも抱き合った森崎浩。笑顔の目には涙もにじんだ。

 福岡も後半21分、MF中村北斗の左クロスを途中出場のFW城後寿が胸トラップから豪快なオーバーヘッドキック。ゴール右隅に突き刺し、1点を返したが、直後の24分、広島は柴崎の左CKから相手のクリアミスをMFアンデルソン・ロペスが左足で押し込み、3-1と再び2点差に突き放した。

 後半34分には柴崎の左FKにDF水本裕貴が頭で合わせ、ゴール前のこぼれ球をアンデルソン・ロペスが押し込んだ。3試合連続ノーゴールの鬱憤を晴らす4発快勝で連敗を3でストップした広島。今季ホーム最終戦であり、森崎浩の現役ホームラストゲームで有終の美を飾った。

●[J1]第2ステージ第16節 スコア速報

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