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乾は2戦連続先発…お見事エイバル、無敗のビジャレアルに鮮やか逆転勝利!!

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2試合連続で先発出場を果たしたエイバルMF乾貴士

[10.30 リーガ・エスパニョーラ第10節 エイバル2-1ビジャレアル]

 リーガ・エスパニョーラ第10節3日目が30日に行われ、MF乾貴士の所属する11位エイバルが無敗で4位につけるビジャレアルをホームに迎え、2-1の逆転勝利を収めた。2試合連続でスターティングメンバーに名を連ねた乾は、後半45分までピッチに立って勝利に貢献した。

 4-4-2の左サイドハーフのポジションに入った乾は精力的にピッチ上を動き、時おり持ち場を右サイドに移してボールを呼び込もうとする。前半34分にはカウンターから前線の乾にボールが渡り、得意のドリブルを仕掛けようとしたものの、MFマヌエル・トリゲロスに対応されてチャンスを創出するには至らなかった。

 さらに持ち場を左サイドに戻していた前半37分には、中央に切れ込んでPA外から右足シュートを枠内に飛ばしたが、GKセルヒオ・アセンホにキャッチされてしまう。すると同40分、PA内に進入したFW二コラ・サンソーネをDFフロリアン・ルジューニュが倒してしまい、ビジャレアルにPKを献上。これをMFブルーノ・ソリアーノに決められ、エイバルは先制を許してしまった。

 1-0とビジャレアルにリードを許したまま後半を迎えると、後半4分には相手GKのパスミスを左サイドで奪った乾が、シュート性のクロスを送るも得点には結び付かず。同13分にはカウンターから右サイドでボールを呼び込んだ乾が中央に運ぶと、乾のパスからMFペドロ・レオンがシュートを放つが、ネットを揺らすには至らなかった。

 ここまで全試合で得点を記録しているエイバルはその後、幾度となくビジャレアルゴールを脅かす場面を作り出すが、好セーブを連発するS・アセンホの壁を打ち破れない。だが後半35分、セットプレーの流れから最後はDFイバン・ラミスが胸トラップから右足シュートを突き刺し、エイバルが試合を振り出しに戻した。

 勢いに乗ったエイバルは後半42分、相手のカウンターを防いで逆にカウンターを発動させると、左サイドを突破したFWセルジ・エンリクのラストパスを受けたP・レオンが豪快に蹴り込んで逆転に成功。同45分には乾に代えてMFルベン・ペーニャが送り込まれる。その後、エイバルに追加点は生まれなかったものの、ビジャレアルの反撃をしのいで2-1の逆転勝利を収めた。エイバルが4試合ぶりの白星を獲得した一方で、ビジャレアルは今季初黒星を喫している。


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