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本田また出番なしに逆戻り…ミラン、格下に苦戦も2戦ぶり勝利で3位浮上

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ミランはMFジャコモ・ボナベントゥーラが決めたFK弾による1点を守り抜いた

[10.30 セリエA第11節 ミラン1-0ペスカーラ]

 セリエAは30日、第11節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランはホームでペスカーラと対戦し、1-0で勝利した。2試合ぶりの勝利で勝ち点を22に伸ばしたミランは3位に浮上した。

 前節のジェノア戦で今季初先発した本田だったが、退場者が出たこともあり後半17分に途中交代。現地メディアに酷評されてしまうなど、アピールに失敗していた。今節は再びベンチスタートに戻ると、2試合ぶりの出番なしに終わった。

 前節、ジェノア相手に苦杯をなめたミランだったが、上位を戦う上では連敗だけは避けなければならない。ホームに戻った一戦。格下相手とあって、絶対に勝ち点3が必要なゲームだった。

 そして試合は序盤からミランが完全にペースを握った。しかし前半43分のFWエムベイェ・ニアンのシュートがポストに嫌われたことに象徴されるように、シュートがことごとく決まらない。

 ただスコアレスで折り返した直後の後半4分、ミランはMFジャコモ・ボナベントゥーラの突破からゴール前でFKを獲得。これをボナベントゥーラが蹴ると、ジャンプした壁の下を抜けたシュートがゴールに収まった。

 リードしたミランだが、先制直後に相手10番FWアフマッド・ベナリにゴールネットを揺らされてしまう。これはオフサイド判定に助けられたが、その後も時折、ペスカーラの鋭い攻撃に苦しんでしまう。同34分にも途中出場のFWレイ・マナイにゴールを許したかに思えたが、これもオフサイドで取り消された。

 ミランは後半39分にFWカルロス・バッカに代えてFWルイス・アドリアーノを投入。3枚目のカードを使い切ったことで、この日の本田の出場は見送られた。ミランは苦しみながらもゴールラインは割らせない。アディショナルタイムは7分間取られたが、ボナベントゥーラが挙げた値千金の得点を守り抜いた。勝ち点3を積み上げたミランは、前日、ユベントスに敗れたナポリをかわして3位に浮上した。


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