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「東京五輪世代」が快挙!2年前の雪辱果たした坂井主将「前回大会のリベンジ以上のことができて嬉しい」

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[10.30 AFC U-19選手権決勝 日本 0-0(PK5-3)サウジアラビア]

「東京五輪世代」に当たるU-19日本代表が歴史を塗り替えた。個々の能力に秀でるサウジアラビアとの決勝はサウジアラビアの縦へ、縦へと仕掛けてくる攻撃の前に我慢の時間帯も長い戦いに。相手の決定的なシュートがポストを叩くシーンもあったが、GK小島亨介(早稲田大)の好守や今大会鉄壁の守りを見せ続けたCB中山雄太(柏)とCB冨安健洋(福岡)中心に延長戦を含む120分間、今大会全570分間を無失点で終えて、PK戦の末にアジアの頂点に立った。

 準々決勝でタジキスタンに4-0で快勝し、5大会ぶりとなるU-20W杯出場を決めても選手たちは緩まなかった。貪欲にアジア王者になることを追い求めて獲得した頂点。それも過去、日本が6度挑戦して全て敗れている決勝で初めて勝利する快挙を「東京五輪世代」の選手たちが成し遂げた。

 内山篤監督は試合後のインタビューで、「厳しいゲームだったけれど、選手が頑張ってくれたと思います」と選手たちに感謝。唯一の前回大会メンバーで、準々決勝で北朝鮮に敗れ、U-20W杯アジア予選敗退を味わっているMF坂井大将主将(大分)は「凄く嬉しいし、前回大会のリベンジ以上のことができて嬉しいです」と笑顔を見せた。

 来年のU-20W杯は20年東京五輪でのメダル獲得へのステップ。内山監督は「きょうのサウジアラビアの個の能力は高かった。世界に行くと、そういう選手はたくさんいるので、一人ひとりのクオリティを高めると同時に、グループとして、チームとして1ランクアップしていかないといけない」と語り、坂井は「(アジア王者になったことで)自信過剰になるのではなくて、良い自信を持って世界に臨みたいと思いますし、これからあと半年あるので、それまでにまた一皮二皮向けられるように、もっと成長できればなと思います」とさらなる成長を誓っていた。


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