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長谷部に求めるものとは?フランクフルト監督、元日本代表DFを引き合いに

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“リベロ役”として期待される長谷部誠

 28日に行われたブンデスリーガ第9節で、フランクフルトは敵地でボルシアMGと対戦し、0-0と引き分けている。ニコ・コバチ監督はMF長谷部誠に、現役時代に同僚だったとある元日本代表の選手のようになり得ると話したようだ。

 長谷部は前節のハンブルガーSV戦の後半、DFBポカール2回戦のインゴルシュタット戦に続き、この一戦でも“リベロ役”を務めた。5バックの中央に置かれ、試合状況に応じてCBとボランチを行き来するリベロとして、公式戦3試合連続無失点に貢献している。

 地元紙『フランクフルター・ルンドシャウ』が伝えたコメントによると、コバチ監督は試合前に長谷部に声をかけたという。クロアチア人指揮官は次のように明かしている。

「私は以前ザルツブルク宮本恒靖と一緒にプレーしたんだ。彼は長い間、日本代表のキャプテンを務め、日本では伝説的な存在だ。ハージ(コバチ監督が使う長谷部のニックネーム)には、『これからは君が伝説的な存在になる番だ』と話したよ」

 ヘルタ・ベルリンでプロデビューを果たしたコバチ監督は、現役時代は長谷部と同様にボランチとしてレバークーゼンバイエルンでプレー。2006年以降、現役最後の3年間はザルツブルクで過ごし、同じ時期に同クラブに所属していた宮本氏の同僚でもあった。

 一方、長谷部はボルシアMG戦後、「1週間に3試合がある中で3試合ともフルで使ってもらっているので、監督の信頼を取り戻しつつあるのかなと思います」と話した。

 だが、コバチ監督は同選手への信頼を失っていなかったようだ。「地上にいるより飛行機に乗っていた方が長かったからね」と代表戦のために長距離移動を繰り返す長谷部のコンディションを懸念したため、数試合はベンチに座らせたと明かしている。


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