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レスターと岡崎慎司は王者の姿を取り戻したか…英紙は組織力や献身性を高評価

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評価を取り戻しているFW岡崎慎司

 レスター・シティは優勝した昨シーズンの顔を取り戻しつつある。プレミアリーグ第10節のトッテナム戦では前線からの積極的なチェイシングやチーム全体の献身的な守備が光った。勝ち点1の獲得にとどまったものの、今季無敗を継続する相手のホームという舞台設定を考えれば決して悪くない結果だった。

 何よりクリスタル・パレス戦に続いて“レスターが王者たるゆえん”をピッチ上で示せたことは今後に向けた大きな収穫となった。英紙『ガーディアン』は「昨シーズンの姿を取り戻した。組織化され、団結していた。意欲的なクラウディオ・ラニエリの選手たちは体を投げ出して無数のシュートを止め、トッテナムにフラストレーションを与えていた。チェルシーリバプールマンチェスター・ユナイテッドに無残に敗れたが、着実に立て直してきていることが確認できた」と戦いぶりを評価している。

 中でも岡崎慎司は一定の評価を取り戻した感がある。クリスタル・パレス戦でゴールを決めたことに加え、トッテナム戦でも献身的な動きでチームを活性化させた。積極的なプレスでボールを奪い、相手の最終ラインやセントラルMFたちを慌てさせたシーンは1度や2度ではない。

 ラニエリ監督も「シンジは我々にとってとても、とても重要な選手だ。常にハードワークし、相手の脅威となっている。彼を起用しなかったときに気づいたよ。シンジと(エンゴロ)カンテという素晴らしい選手を2人失ったとね。今我々のところに一人戻ってきた」と絶賛している。

 カンテの移籍や新戦力の加入、さらにチャンピオンズリーグへの参戦という事態に直面してバランスを失っていたレスターだったが、徐々にあるべき姿に戻ってきている。

 ミッドウィークにはCLのコペンハーゲン戦を控えているだけに、欧州の舞台でどのような戦いを演じるのか、ラニエリ監督がどのような選手起用を選択するのか、注目される。

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